研究課題/領域番号 |
12610198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
前納 弘武 大妻女子大学, 社会情報学部, 教授 (60123030)
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研究分担者 |
岩佐 淳一 茨城大学, 教育学部, 助教授 (10232646)
炭谷 晃男 大妻女子大学, 社会情報学部, 教授 (90196915)
飯田 良明 千葉経済大学, 経済学部, 教授
松下 育夫 静岡精華短期大学, 国際文化学科, 教授 (80157297)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 情報化 / 技術と組織 / 情報社会 / 情報ネットワーク / インターネット / 意思決定 / 地域情報化 / タテ型組織 / ヨコ型組織 / バーチャルな情報空間 |
研究概要 |
本研究は、「技術と組織の相関性に関する総合的研究」と題するものであり、その副題に、われわれは、「情報化の日本的特質の解明に向けて」という限定を付した。というのは、いわゆる「技術と組織の相関性」については、これまで専ら、経営学ないし経済学の領域において議論されることが多く、社会学の領域では、あまり活発な議論は見られない情勢にあり、この問題を、あえて社会学の領域にひきつけて議論するためには、企業組織論や経営組織論の枠紐みに囚われることなく、もう少し、広い視点に基づいて思考するアプローチが欲しかったからである。そこで、われわれは、今日の情報技術がわが国のさまざまなレベルでの組織に、どのように取り込まれ、その結果、組織全体としては、どのように変容しつつあるのかという問題を設定し、特に、その変容の特質のなかに、日本的な固有の特徴はどのような形て現れているのかという問題を解明していけば、経済学・経営学とは異なった、社会学独自の観点からの貢献も可能ではないかと考えたのである。 その試みは、充分に成功したとは言いがたく、過去3年間の成果は、情報化ないし情報化社会をめぐる全般的な観点からの考察に傾き、組織それ自体への食い込みが少ないと言わねばならない。その点をは充分に承知しつつ、とりあえずは、現時点での研究成果をひとつの断面として報告しておきたい。
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