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近世における人口学的要因と家系の継承

研究課題

研究課題/領域番号 12610214
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関龍谷大学

研究代表者

坪内 玲子  龍谷大, 経済学部, 教授 (80081032)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード長男相続 / 「家」の継承 / 出生率・死亡率 / 婿養子 / 養子
研究概要

日本の伝統的家族は、「家」を中心として、その世代的永続性を理念として形成され、長男による継承がその核心部を占めていたが、次男や三男が継承することもあれば、婿養子、養子などによる継承が行なわれることもあった。長男以外による継承の出現頻度は、地域差の観点からも、年次的変動の観点からも、出生子数や死亡率などデモグラフィックな要因に規定されることが多かったと考えられる。本計画においては、江戸中期以降を対象として、武士の系譜資料等を手がかりに、計量化を試みつつ、この問題への接近を試みるものである。上記の目的のために、平成12年度は主として以下の作業を実施した。
1)申請者が家系継承の実態についてこれまでに資料を集めて分析を行なってきた東北地方の南部、佐竹、会津の諸藩、および北陸地方の金沢藩に関して、17世紀および18世紀の状況を中心に、乳幼児死亡、飢饉、流行病等死亡に関わる人口学的要因に留意しながら関連する情報を収集した。
2)九州、四国、中国地方に関して、佐賀藩、徳島藩、萩藩等について上記の東北、北陸地方の家系継承に対して対照とすることができるような系譜資料を探索・収集し、同時に人口学的要因に関連する資料をも収集した。
3)上記の諸藩に関する家系継承の資料のうち、分析目的に合致する情報を備えたものを選び、継承の行なわれた時点、先代家督者の死亡年齢、先代家督者の子の数、当代家督者の継承時の年齢など、人口学的要因を考慮しつつデータベース化の準備作業を行なった。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 坪内玲子: "荻藩藩士における家系の継承と人口学的要因"日本研究. 22集. 111-129 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 坪内玲子: "近世武士における家系の継承"龍谷紀要. 22・2. 1-14 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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