研究課題/領域番号 |
12610276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
三浦 嘉久 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (20141848)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 小林文成 / 楽生学園 / 老人学級 / 老人クラブ / 老人大学 / 社会教育指導者 / 社会教育思想 / 高齢者教育実践 |
研究概要 |
研究目標のうち、「小林文成の社会教育思想の形成過程および楽生学園の創設から終焉までの過程を解明すること」(目標(1))についてはほぼ達成された。これにより、小林文成および楽生学園の今日的意義が明らかにされた(学会発表済み)。 次に、(1)の結果を基にして「社会教育指導者の条件及び高齢者教育実践の要件を解明すること」(目標(2))については今後の研究にまつところが大きいが、高齢者に関する教育思想、教育内容および教育方法にわたる重要な検討課題が明らかにされつつある。例えば小林文成の楽生学園は、吉田松陰の松下村塾にも比することが可能であり、今後、小林文成を吉田松陰との比較で、楽生学園を松下村塾との此較で研究を進める計画である。 最後に、「小林文成及び楽生学園に関する貴重な資料を収集・保管すること」(目標(3))については小林文成が住職であった光久寺に多数残されていた文字資料及び視聴覚資料の所在が発見され、多数の新資料を発掘した。資料の保存については光久寺所管の関係資料を伊那市へ移管し公開することに現住職は賛成の意思を表明した。ただ、具体的な移転については今後の取り組みに委ねられた。 なお、研究目標はほぼ達成されたものもあり予測以上に進捗したものもあるが、新たな課題も多く残された。そこで今後本研究を継続する必要がある。そして全体的な成果を近年中に1冊の図書として公刊する計画である。
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