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観光・まちづくり・文化財と都市祭礼-都市祭礼の戦後史

研究課題

研究課題/領域番号 12610314
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文化人類学(含民族学・民俗学)
研究機関江戸川大学

研究代表者

阿南 透  江戸川大学, 社会学部, 助教授 (50255204)

研究分担者 内田 忠賢  お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (00213439)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード都市祭礼 / 観光 / 地域活性化 / 青森ねぶた祭 / よさこい祭
研究概要

日本における都市祭礼研究は、都市人類学、都市民俗学、社会学などの分野で盛んに行われているが、その多くは個別の事例研究であり、祭礼同士の比較研究はほとんど行われていないのが現状である。
そこで本研究は、単独の祭礼の変化を社会史的に分析することから出発するが、比較を通じて、国の施策の変化、観光化や地域おこし運動、文化財指定とその影響などに考慮し、さらには日本全体の社会変動と祭礼との関係を明らかにすることを目的とした。その際に、都市祭礼の変容を「観光」「地域活性化」「文化財」という3つの観点に特に着目して、変動要因を明らかにすることを心がけて研究を行った。
具体的な調査対象としては、青森ねぶた祭、仙台七夕まつり、みなとの祭(神戸)、八雲山車行列、よさこい祭り、YOSAKOIソーラン祭りを中心に、その影響を受けた都市祭礼を取り上げた。この結果得られた知見は以下の通りである。
1.都市祭礼が戦後早い段階から観光資源として用いられている。2.いったん観光資源になると、観覧席の設置、コース変更、日程変更など、観光客を前提に祭礼の細部に変化が起きる。3.祭礼の遠征やセット化が容易に起きる。4.地域活性化の手段として祭礼が用いられるのは比較的新しい現象であるが、短期的には成功を収めるものの、それが長続きするとは限らない。5.祭礼が文化財に指定された場合、それが観光資源化につながる側面と、一方で祭礼の観光利用を妨げる側面がある。
なお、本研究の続編として、平成16年度から3年間の予定で、戦前の都市祭礼を対象とした科学研究費補助金を得ることができた。今後は2つの成果を合わせて発表していく予定である。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 阿南 透: "青森ねぶたの現代的変容"国立歴史民俗博物館研究報告. 103. 263-299 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 阿南 透: "新しい祭りの創出-八雲山車行列の20年"情報と社会. 14. 25-46 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内田 忠賢: "都市の伝統と現代-「よさこい祭り」の伝播(前編)"地理. 46-8. 90-95 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内田 忠賢: "都市の伝統と現代-「よさこい祭り」の伝播(後編)"地理. 46-9. 76-81 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Anami, Toru: "Modern Changes in Aomori Nebuta Festival"Bulletin of the National Museum of Japanese History. 103. 263-299 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Anami, Toru: "The Creation of a New Festival : Twenty Years of Yakumo Dashi Gyoretsu"Communication and Society. 14. 25-46 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Uchida, Tadayoshi: "Tradition and Modernity in a City : the Diffusion Process of Yosakoi Festival"Geography. 46-8,9. 90-95 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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