研究課題/領域番号 |
12610430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国語学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
酒井 恵美子 中京大学, 教養部, 教授 (00217754)
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研究分担者 |
中田 敏夫 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60145646)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 日本語教育 / 国語学 / 国語教科書 / 台湾 / 明治期 / 用語索引 / 日本語教育史 / 日本語教育学 / 日本語学 / 国語史 / 標準語 / 植民地教育 / 国語読本 / 国語教育 / 台湾総督府 / 計量国語学 / 国語索引 |
研究概要 |
(1)データベース作成のためのツールの開発 用語索引の作成とそのデータベース化は手間のかかる作業である。できるだけ簡略化し、短時間で作成・利用するために、既製のデータベース・ソフトと組み合わせてwindows上で使用できるKWIC作成ツール「KWCIV」を作成した。KWCIVは基本言語はPEALで書かれているが、EXCEL上でも使用することができ、作成した用語所在索引、用例付き用語索引、KWCともにテキストファイルに変換することもできる。今後の研究を進めていく上で有効なツールの作成となった。 (2)用語索引の作成 台湾総督府編纂の国語読本のKWICを作成した。また、第I期については出現形式にそれぞれ、見出し語と漢字、品詞を付し、用語索引として公表できる形式を整えた。第II期から第V期については、50字の用例のついたKWC形式での出力を行った。出力はテキストファイルであるが、EXCEL上での検索ができる。どちらも国立国語研究所作成の内地読本と単位認定をほぼ同じにすることにより、厳密な比較研究が可能になった。 (3)台湾総督府編纂国語読本の国語学的研究 とくに第I期の教科書は成立時期を考えると内地での標準語成立にあたり、それを反映して興味深い特有の言語事象が見られたので、この期を中心にこの教科書の成立過程および全体的な国語学的分析を行った。また、内地での国語読本と比較することによりこの教科書の言語上の特質について考察した結果、内地での第1期国定読本よりもさらに標準語に近いことがわかった。
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