研究課題/領域番号 |
12610433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
金水 敏 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70153260)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 国語学 / 英訳 / 言語学 / キーワード / 用語集 / 要旨 / データベース / 日本語 / 基本概念 |
研究概要 |
この研究の目標は、国語学の業績を英訳するための資料を提供することである。この目的のために、雑誌『国語学』に掲載された要旨(日本語・英語)に着目した。まず、『国語学』50集から208集までの英文要旨を入力、XMLファイルに収めた。さらに166集から208集までに収められた論文のタイトル、著者名、キーワード、要旨(それぞれ、日本語、英語)を入力し、データベースとしてまとめた。このデータベースは、日本語からでも英語からでも、語彙を検索することができる。これは、近日中に申請者のホームページ上で公開される予定である。さらに、研究結果報告書としては、もとのキーワード、要旨本文(日・英)をデータとして提供するとともに、日英語対訳のキーワード索引、および解説文を付した。 この作業を通じて得られた結論は以下の通りである。 ・質的・量的な充実、あるいは分野の広さという点で『国語学』の要旨をデータベースとすることは目的にとってふさわしい対象であると思われる。 ・著者の付けるキーワードは必ずしも組織化されておらず、当該分野の基本概念の抽出の手段としてはふさわしくない。 ・キーワードだけでなく、英文要旨そのものを検索対象として利用するような仕組みがより有用であろう。 ・日本語の用語をローマ字表記する場合にもいくつかの可能性があり、揺れが見られることが明らかとなった。研究の目的によって表記は変わってよいが、ある程度の指針は示すことができるであろう。
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