研究課題/領域番号 |
12610448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
伊井 春樹 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50036175)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 源氏物語 / 青表紙本 / 注釈資料 / 記録 / 出版 / 源氏物語本文 / 別本 / 河内本 / 源氏物語注釈書 / 書誌調査 / 源氏物語享受史年表 |
研究概要 |
「源氏物語本文及び注釈資料の体系的書誌調査と総合年表の作成」の研究課題のもとに、平成12年度と13年度との2ヶ年調査研究を進め、次の項目のもとに多くの研究成果を得ることができた。 1 源氏物語の本文調査 2 調査と総合年表 本文調査として、(1)嵯峨本源氏物語の性格については、従来すべて青表紙本系統の本文とされ、その後の流布本の和本とされてきたが、大阪青山短期大学本を中心に、内閣文庫本とをあわせて54巻すべての詳細な本文調査を実施し、青表紙本を基本としながらも、河内本と別本が混在することを明らかにした。(2)源氏物語の本文と表現に関しては、青表紙本や保坂本のを取りあげ、自然、人物、引歌の方法等について考察した。 注釈資料の調査は 全国各地の図書館、文庫等の調査を進め、およそ500点余の注釈資料の書誌や内容を確認し、その成果は『源氏物語注釈書享受史事典』として出版した。その中に、源氏物語の享受された年表を、平安末期から明治期直前にいたるまでの、記録類、日記等から収集し、総合年表として収録した。 この2カ年の調査研究によって、源氏物語の平安から江戸末期にいたる注釈資料はほぼ網羅し、享受史年表も作成したことは大きな成果であった。ただ、江戸期の日記、文書類はまだ知られていない資料が膨大で、この調査は今後に残された課題である。
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