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表示の経済性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610486
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 英語・英米文学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

遠藤 喜雄  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (50203675)

研究分担者 北川 善久  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (00313461)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード表示 / 経済性 / 派生 / 生成文法 / 意味論 / 統語論 / 動詞 / 機能範疇 / 小節
研究概要

本研究においては、いくつかの構文を選び、それらを議論することによって、表示の経済性の性質を明らかにした。
表示の経済性は、統語部門において、一番良く研究されており、不必要な句は表示しないというものがSpeasなどによって、提案されている。そこで問題になる構文として、目的語の削除がある。これは、従来、談話から予測可能な要素は表示しないという主旨の原則によって説明されていた。しかし、それは、Speasによると、統語の表示に課される条件とされた。しかし、本研究では、それらの現象は、事象構造における表示の経済性という点から捕らえることがもっとも妥当であるということを、様々なデータを駆使して議論した。その成果は、研究社から出版された「機能範疇」という本に書かれた。さらに、この本では、同じ原則がby句の削除等にもあてはまる一般性のある原則であることが述べられている。
表示の経済性の2つめの研究テーマとしては、発音されない動詞がある。例えば、I want a car by tomorrowという文においては、副詞を修飾する動詞が目に見える形であらわれてはいない。そこで、本研究では、発音されないhaveが、これらの文には存在することを主張した。その動詞の存在は、いくつかの英語と日本語の関連携構文を吟味することで明らかにされた。その研究成果の一部は、Glow in Asiaという国際会議で発表され、その議事録に論文として出版されている、また、別の視点から、同じ構文を述べたものが、2000年1月にニューヨーク州立大のコロキアムで発表され、多くの貴重な意見をえた。そこでのコメントを盛り込んだ成果の一部は、研究社の前述の本の中で議論されている。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2001 2000 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 文献書誌 (5件)

  • [雑誌論文] Smaller Clause2000

    • 著者名/発表者名
      遠藤 喜雄
    • 雑誌名

      GLOW in Asia 2

      ページ: 73-96

    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [図書] 機能範疇2001

    • 著者名/発表者名
      遠藤 喜雄
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      研究社出版
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 遠藤喜雄: "Smaller Clause"GLOW in Asia. 2. 73-96 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 金子義明, 遠藤喜雄: "機能範疇"研究社出版. 200 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 遠藤喜雄,北川善久: "Smaller Clause"GLOW in Asia. 2. 73-96 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 金子義明,遠藤喜雄: "機能範ちゅう"研究社出版. 200 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 広瀬幸生,遠藤喜雄 他: "意味と形のインターフェイス"くろしお出版. 400 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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