研究課題/領域番号 |
12610499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 熊本県立大学 (2002) 熊本大学 (2000-2001) |
研究代表者 |
樋口 康夫 熊本県立大学, 文学部, 教授 (80117374)
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研究分担者 |
高宮 正之 熊本大学, 自然科学研究科, 助教授 (70179555)
篠崎 栄 熊本県立大学, 文学部, 教授 (50117355)
内野 明徳 熊本大学, 理学部, 教授 (00040501)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 16・17世紀 / ヨーロッパ / Herbal(植物誌) / Henry Lyte / Rembert Dodoneus / Charles L'Ecluse / 近代的特性 / 科学的 / エリザベス朝 / Herbal(本草学) / Dodoneus / L'Ecluse / Bauhin兄弟 / Gesner / イギリス・ルネサンス期 / herbal(本草学) / R.Dodoneus / O.Brunfels / H.Tragus / L.Fuchs |
研究概要 |
当初の計画では初年度はドイツ及び低地ドイツ地方の資料・文献を主としてし、次年度はスイス、フランスの関係資料を、そして本年度は主にイタリア、スペイン、ポルトガルの植物誌関係の基本的文献を収集することが第一の目的であり、ついで、それらの活動に並行して、それまで集めらた資料・文献を分析及び解読し、それらに大雑把な輪郭を与えつつ、イギリスとヨーロッパ大陸の植物誌の関連を精密にするのがその目的であった。 まず、資料収集に関しては、初年度は海外渡航が可能であったため、DodoneusやDorstenに関する貴重な文献を入手出来たが、次年度、最終年度は当地に赴くことが出来なかったため、予想したようにかなり困難な状況であった。幸いに、渡航した折、イタリアのMatthiolusやスペインのMonardes等の基本的文献をも並行して購買することが出来たため、結果的には次年度以降の不備を補う形となった。従って、全体として基本的な資料・文献の収集は所期のをあげたと判断出来よう。その他、本年度はヨーロッパの本草学、薬物学の祖とされる、Dioscoridesに関する非常に貴重なを数点入手出来たことは幸いであった。日本では、主として東京大学や日文研の図書館を利用して不足気味なMatthiolus自身やBauhin兄弟に関する情報を収集し、補足することとなった。 収集した文献の量からして、これらを整理、解読するのは、文字どおり一生の仕事たるべきものであるが、最も関連が顕著であると思われるHenry Lyte、L'Ecluse、Dodoneusの植物誌に関する、我々のこの数年に亘る比較研究からでも、この三者が緊密に連絡を取りながら協力し、原著のCruydeboeckを近代的、科学的に正確なものに仕上げたものであることは明白に証明出来そうである。これからの研究に精励し、さらなる有益なをしたいものと希望している。
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