研究課題/領域番号 |
12610534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
独語・独文学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
堀口 里志 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50165594)
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研究分担者 |
永田 諒一 岡山大学, 文学部, 教授 (30116488)
池田 利紀 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90036997)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 近世ドイツ / 初期新高ドイツ語 / ドイツ農民戦争 / 「十二箇条要求書」 / オーバーシュヴァーベン |
研究概要 |
近世のドイツ語圏地域を対象として、当時のドイツ語の地域的な多様性と同質性のあり方を分析し、現代に至るドイツの言語および言語生活の地域的個性の歴史的発展をあとづけようとする研究である。 具体的には、16世紀初頭のドイツ農民戦争期に作成された農民の地域的諸「要求箇条書」などを収集・整理した上で、それらの諸文書相互間の文章表現の異同を歴史学的、言語史学的な視点から分析した。「農民要求箇条書」というほぼ全ドイツ語圏にわたる共通の内容の史料群、つまり、同じ内容の社会的不満と改革要求を含んでいる資料を基にに、同一内容の対象・主張を表現するときの言語習慣の地域差と、地域をこえた同質性がいかなるものであったかを調査した。 本研究は、各研究分担者による個人研究の進行と、研究グループ全体による集約との繰り返しによって進められた。研究打合せを各年数回開催し、進行具合を確認した。また、初年度と最終年度の2回、資料の収集、追加収集のために、ドイツ出張を実施した。 本研究全体の集約として、平成15年3月末に、「オーバーシュヴァーベン地方<農民箇条書>とその基本的性格の多様性」、「オーバーシュヴァーベン地方における<農民箇条書>成立と農民戦争波及過程の相関」の二論考とともに、収集した65種の箇条書テクスト史料を収めた研究成果報告書『ドイツ農民戦争期におけるオーバーシュヴァーベン地方農民要求箇条書の分布』を刊行した。
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