研究課題/領域番号 |
12610564
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学・音声学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
須藤 路子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60226587)
|
研究分担者 |
松野 和彦 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (90029679)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 第二言語習得 / 英語のリズムパターン / 時間制御パターン / 習得過程 / フォーカス / 弱形 / プロソディ / 音響分析 / 生成パターン / 自然性判断 |
研究概要 |
日本人英語学習者によるリズムパターンの習得過程を観測するために、同一被験者について1年間継続して観察した。日本人英語学習者のなかで、英語を学習し始めた中学1年生を被験者とし、生成実験を実施した。被験者の日本人中学生について、日本で英語を学習する被験者と米国に1年留学する被験者を用意した。実験資料は短い談話2種類とし、この言語資料を同じ被験者について、1ヶ月ごとに、1年間にわたり、継続して録音した。言語資料の談話については、冠詞、代名詞、前置詞などの弱形の他に、談話におけるフォーカスの変化に伴い、リズムパターンが変化すると想定される要素を用意した。音声資料に関して、弱形の生成パターンが文全体のリズムに及ぼす影響とフォーカス、新情幸臥旧情報という要素に伴うリズムパターンの変化の習得を観測し、音響分析を実施した。英語リズムの習得の順序、速度、完成度を比較した。さらに被験者を米国人成人と米国人中学1年生として、生成実験を実施し、日本人学習者のデータとの比較を行った。弱形の生成が母語話者のパターンに近づくことによって、文アクセントのパターンも母語話者のパターンに近づくということ、その変化が観測されるのは習得が進んだ段階であること、また、日本で英語教育を受けている学習者は、弱形の習得が困難であることが示された。これらの実験結果をもとにリズムパターン習得のために効果的な教授法を検討した。
|