研究課題/領域番号 |
12620063
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会法学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
泉 克幸 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (00232356)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 知的財産権 / ライセンス / 独占禁止法 / 著作権 / 特許 / 競争 / 知的財産法 |
研究概要 |
1 研究の3年目も、その前半については引続き資料収集および問題点の発見・整理を行った。資料収集については関連の図書・雑誌等を購入し、インターネットを通じて各種のサイトからも情報を入手した。また、東京・大阪を中心に大学や研究機関を調査し、資料の収集に努めた。 2 本年度は公正取引委員会事務総局より委嘱を受け、「デジタルコンテンツと競争政策に関する研究会」に委員として参加した。同委員会の検討事項は本研究の内容と密接に関わっており、そこでの議論を通じて極めて有益な示唆を得ることができた。また、前年度に委員として参加し、本研究会とも関連の深い「ソフトウェアと独占禁止法に関する研究会」および「新たな分野における特許と競争政策に関する研究会」(いずれも、公正取引委員会事務総局)の報告書について、「知的財産法判例研究会」(2002年10月4日、(財)比較法センター)の場において報告を行なった(同報告は、比較法センターのウエッブサイトにて閲覧可能である)。 3 研究期間の最終年度に当たる本年度は、具体的成果として、(1)「ITおよび知的財産権と競争政策」、(2)「著作権と独禁法」、(3)「著作物としてのソフトウェアのライセンスと独占禁止法」を公表した(掲載誌等については「11.研究発表」参照)。(1)は、ライセンス問題も含め、知的財産と競争政策の基本的な考え方を最近の重要問題を取り上げながら、総論的な紹介・分析を行なったものである。(2)は主要な知的財産権の1つである著作権と独禁法との関係について、詳細に検討を加えたものである。(3)は本研究の現段階での最終成果ともいうべき性格のものであり、知的財産の中でも研究代表者が継続して着目してきたソフトウェアに関し、そのライセンスにおける独禁法上の諸問題に検討を加えたものである。
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