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情報化社会における市民の政治参加の変容過程―NGO/NPOと通信ネットワークの連関―

研究課題

研究課題/領域番号 12620078
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関京都精華大学 (2001-2003)
富山大学 (2000)

研究代表者

筒井 洋一  京都精華大学, 人文学部, 教授 (20197734)

研究分担者 佐藤 幸男  富山大学, 教育学部, 教授 (00162496)
研究期間 (年度) 2000 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードNGO / NPO / 政治参加 / 市民 / 通信ネットワーク / 日米の相違
研究概要

1995年は、日本における二つの「元年」であった。
一つは、NPO元年である。阪神淡路大震災の深刻な被害を見聞きした国内外の市民が1,700億円の義捐金を送り、100万人以上の現地ボランティアの参加があり、これまで例のない規模で行政・企業・NPOとの連携がおこなわれたのである。
もう一つは、インターネット元年である。1991年にインターネットの商用利用が始まり、さらにWWWの開発によって、これまでの学術関係者や技術者を中心としたネットワークから、一般ユーザや企業などが利用する道が開かれて、爆発的にユーザが拡大した。日本においては1993年に商用利用が認められ、1995年には端末の劇的なコストダウンが進行し、Windows95の発売によって、初心者ユーザでも容易にインターネットを利用できるようになった。
このような二つの「元年」を経て、日本におけるNPO活動とインターネットとがはじめて接点を持つことができた。筆者は、以前、NPO活動とインターネットにとって1995年は画期的な転機であったとの指摘をおこなった1。しかし、その結びつきはまだ端緒にすぎず、実質的な意味での両者のコンバージェンスはおこらなかった。そこで、本稿では、それ以後に実質的に進行してきた両者のコンバージェンスについて考察する。
最初に、60年代半ばから現在までの参加民主主義の変遷を跡づける中で、「住民・市民運動」、「NGO」、「NPO」というキーワードと時期的特徴とを結びつける。次に、インターネットの歴史の中で、市民運動との結びつきを日米の相違について考察する。さらに、日本のNPOとインターネットとの関連を具体的なケースに沿って考察する。結論として、技術的には地理的範囲を越えるが、人間的には地理的範囲を超えることができない特性の中で、NPOとインターネットの双方にとってコンバージェンスすることが両者の発展を保障することを指摘する。

報告書

(5件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 筒井洋一: "ユニバーサル化した大学とe-Learningを活用したNPO教育の課題"コンピュータ&エデュケーション. 16. 69-77 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 筒井洋一: "日本のバーチャルユニバーシティー、先駆的プロジェクトの実践報告"バーチャルユニバーシティー. 142-162 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 筒井洋一: "情報ネットワーク"国際関係論のパラダイム. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 杉田 米行: "インターネットの効率的学術利用-情報収集・整理・活用"成文社. 258 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOICHI TSUTSUI: "Problems Related to Nonprofit Research and E-Learning in Universal Higher Education"COMPUTER & EDUCATION. VOL.16. 69-77 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOICHI TSUTSUI: "SIGNIFICANSE OF INFORMATION IN NPOS, NTT OPEN LAB"LIFE SPACE IN MEDIA DISTRIBUTION YEAR""(2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOICHI TSUTSUI: "NPO AND GLOBALIZATION IN GERMANY IN RESEARCH OF WELFARE STATE SYSTEM US GROUPWARE"(2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOICHI TSUTSUI: "INTERNET MEETS NPOS IN THE UNIVERSITY"EFFECTIVE AMADEMIC USAGE OF INTERNET(YONEYUKI SUGITA(ED.))(SEIBUNSHA). (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOICHI TSUTSUI: "FRONTEER EXAMPLE OF VIRTUAL UNIVERSITY IN TOYAMA UNIVERSITY"VIRTUALUNIVERSITY, ALC. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOICHI TSUTSUI: "TELECOMMUNICATION"PARADIM OF INTERNATIONA RELATIONS(YUSHINDO KOBUN). (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 杉田 米行: "インターネットの効率的学術利用-情報収集・整理・活用"成文社. (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 筒井 洋一: "人間とメディアの相互関係の復権に向けて"木野評論. 第34号. 177-184 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 筒井 洋一: "国際関係論のパラダイム"有信堂高文社. 288 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 筒井 洋一: "ITによる大学革命 バーチャルユニバーシティー誕生"アルク. 430 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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