研究課題/領域番号 |
12620100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山岡 道男 早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授 (90220235)
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研究分担者 |
大城 ジョージ 桜美林大学, 国際教育センター, 教授 (40223698)
片桐 庸夫 群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (30141112)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 太平洋問題調査会 / Institute of Pacific Relations / IPR / 東京大学アメリカ太平洋地域研究センター高木八尺文庫 / Frederick Whyte / John B.Condliffe / The Eye of the Earth / INGO / 太平洋問題調査 / 東京大学アメリカ太平洋地域研究センター / 高木八尺文庫 / John B. Condliffe / ジョン・B・コンドリフ / Frederick Whyte Diary / フレデリック・ホワイト / 東京大学アジア地域研究センター / 太平洋会議 |
研究概要 |
PAFTAD、PBEC、PECC、ASEAN、APECなどの結成の背景とされる太平洋問題調査会(Institute Of Pacific Relations、1925年創立)に関して、資料の蒐集・活字化(公表)及びデータベース化を行うことを目的に開始した当該研究は、主として以下のような成果を得た。 1、東京大学アメリカ太平洋地域研究センター高木八尺文庫収蔵のIPR資料目録の活字化(公表) 日本において最大数量のIPR関係資料が収蔵される同研究センターの既存目録の活字化(公表)を行った。今後、同研究センターにおいてデータベース化される予定である。 2、フレデリック・ホワイト(Frederick Whyte)日記の蒐集、翻刻及び活字化(公表) 英国IPRの中心人物であったフレデリック・ホワイト日記(英国国立公文書館所蔵)のうち、著作権の関係から日記全体の3分の1を蒐集し、その翻刻と活字化(公表)を行った。同日記は、新たな史実に光を当てることとともに、戦間期の東アジア・太平洋地域の国際関係に新しい視角を提供するに価値をもつ資料である。 3、ジョン・B・コンドリフ(John B.Condliffe)著『地球の眼(The Eye of the Earth)』の蒐集、活字化(公表) IPR初代研究部長であったジョン・B・コンドリフの未発表原稿が、子息のピーター・G・コンドリフ(Peter G.Condliffe)氏より提供され、IPR関係資料として活字化(公表)した。 【注:上記の活字化(公表)とは、『研究成果報告書』に掲載し、広く利用に供することを意味する】 こうした成果は、アジア太平洋地域に必要とされるアイデンティティ、INGOや地域機構、地域ネットワーク、平和保障システムのあり方などの歴史的実証的研究をなし、アジア太平洋地域に関する学問的成果の充実に貢献するとともに、今後のあり方に対して示唆を与えるための重要な資料となることが期待できる。
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