研究課題/領域番号 |
12630027
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済統計学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
久保庭 真彰 一橋大学, 経済研究所, 教授 (70111698)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | ロシア / ウズベキスタン / SNA / 産業連関表 / 供給表 / 利用表 / 商学マージン |
研究概要 |
本科学研究費補助金基盤研究(C)(2)における平成12年度〜平成13年度にわたる2年間の研究実績の概要は以下のとおりである。 1.ロシア1995〜1998年産業連関表の編成・整備。 まず、ロシア1995、1996、1997各年産業連関表データベースを継承するところの1998年産業連関表データベースを編成した。引き続き1999年産業連関表データベースの編成に着手しほぼ編成完成の段階に達した。1998年産業連関表は天然ガスの生産、分配、消費と商業マージンとに関するデータが、ガスプロムからのデータ入手によって格段の改善をみた。 2.ウズベキスタン1997〜1998年産業連関表の推計・編成。 ウズベキスタン1997年産業連関表(供給表、利用表)に続き、1998年表の作成・編成に入り、その作業を完了した。1998年表は、商業マージンマトリックス、輸入マトリックス、純生産物税マトリックスを備えた体系とすることができた。1997年表はもっぱら購入者価格ベースであったが、1998年表は購入者価格表示表と基本価格表示表の2つで作成された。 3.ロシアの商業マージン表の利用分析 1997年の商業マージン表分析を改善し、1998年商業マージン分析を新たに行った。1998年はロシア金融危機の時期にあたるので、危機とマージンの動向の関連を試論的に研究した。 4.ロシア・ウズベキスタン産業連関表の比較分析 ロシアとウズベキスタンの産業連関表作成事情を比較分析した。特にロシアの場合は利用表が欠如していることなどの問題をもつこと、ウズベキスタン産業連関表の場合はGDPデータとの不整合性が問題となることを明らかにし、全米スラブ経済学会に論文を提出した。
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