研究課題/領域番号 |
12630091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
末永 國紀 同志社大学, 経済学部, 教授 (60065860)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 近江商人 / 経営システム / 商業資本 / 経営史 / 日経カナダ移民 / 老舗 / 経営理念 / パートナーシップ / 日系カナダ移民 / 日系移民 / 商人資本 |
研究概要 |
矢尾喜兵衛家について 1.近江商人矢尾家の系譜を明らかにしたこと。 2.162年間の矢尾家の資産蓄積過程を明らかにしたこと。 3.着実に資産を増加させていること。 4.矢尾家の営業が酒造部門・繊維部門・金融部門・食品部門・日用品部門をもち、多角的経営をおこないながら、錙鉄の利を積み重ねていること。 5.通算16の出店を開いていること。 6.出店は乗合商いという、合資形態で資本を持ち寄って開店している場合があること。 7.乗合商いには、資本の危険分散、有能な従業員の出店支配人への抜擢が可能となる経営の合理性が貫いていること。 シルコライナーについて 8.第二次大戦までの日本からのカナダ移民は滋賀県が最多数であること。 9.滋賀県移民がカナダに設立したシルコライナーという絹布会杜が存在したこと。 10.シルコライナーは零細な資本を持ち寄ってパートナー方式で経営されていたこと。 11.シルコライナーの経営は、顧客や従業員に現地人を求めて、地元に溶け込むことに成功したこと。 12.シルコライナーの最盛期には18の支店を設け、地元重視の経営方針とともに、シルコライナーと近江商人の間には経営方針に類似性があること。
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