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寡占企業のチャネル・インタフェイス管理空間の戦略的調整に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12630120
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 商学
研究機関流通科学大学

研究代表者

崔 相鐵  流通科学大学, 商学部, 助教授 (10281172)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード日本型流通システム / 流通系列化の崩壊 / チャネル・インタフェイス / チャネル・ポートフォリオ戦略 / 流通パートナーシップ / 流通取引制度の変革 / チャネル・パワー / チャネル信頼 / チャネル・システム / チャネル・インタフェイス空間 / 流通取引制度 / チャネル・パワー・バランス / チャネル・システム信頼 / 専売系列店
研究概要

「伝統的チャネル関係」としての流通系列化が、抜本的な見直しを余儀なくされている。一方、寡占企業が、大手流通業者と相互対等な立場でのパートナーシップに基づいた「新たなチャネル関係」を急いで建て直すことが求められる時代になった。新たなチャネル関係は、従来の流通系列化とは異なり、寡占企業による一方的にパワー行使が容易ではなくなったために、パートナーシップ関係が強調されている製販同盟をはじめとする様々な流通イノベーションが急進展している。
果たして流通系列化は、旧い時代の名残として、変革を追い求めるべき日本の流通経路においては、ロスト・パラダイムになってしまうだろうか。一方で、製販同盟などの新チャネル関係が、流通系列化への代替パラダイムとして受け入れられるだろうか。
本研究では、以上のように流通系列化の動揺と製販同盟の進展として要約できそうな昨今の流通システムの動態を睨みながら、寡占企業のチャネル戦略のあり方を問い直した。まずは、チャネルにおけるパワーと信頼概念を中心に議論された従来のチャネル研究の成果を批判的に検討し、次にその批判的検討を踏まえチャネル政策における新たな分析枠組みを提示した。それから、この分析枠組みの有効性を確認すべく日本の流通系列化政策の代表的な企業(具体的に松下、ワールド、資生堂)を取り上げ、新たなチャネル関係の構築に向けて試行錯誤を繰り返す模様を記述した。
最後に本研究で議論したチャネルにおける理論と実践からのインプリケーションをベースにしながら、ポスト流通系列化のチャネル構築に悩んでいる寡占企業に対して、チャネル政策の実行において、流通系列化と製販同盟間の機動的チャネル資源配分を促すチャネル・ポートフォリオ戦略こそがチャネル・インタフェイスを環境適応的に調整できる戦略だという点を強調した。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 崔 相鐵: "インターネットに咲いたアナログの花"『インターネット社会のマーケティング』有斐閣. 112-147 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "チャネル戦略の転換"現代経営学講座11:マーケティング(八千代出版). 195-207 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "日本の流通システムの歴史的展開と課題"マーケティング論集(大邸・慶北マーケティング学会). 10. 95-122 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 崔相鐵: "ケミカル・シューズ産業の今後の課題"ケミカルシューズ産業活性化のための研究報告書. 32-47 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "マーケティング・チャネルのマネジメント"1からのマーケディング(碩学舎). 157-182 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "寡占企業の流通経路政策の転換"流通科学(流通科学大学). 26. 29-46 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "チャネル戦略の転換:チャネル管理からチャネル・ポートフォリオへ"石井淳蔵編著『現代経営学講座11:マーケティング』(八千代出版). 185-207 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "日本の流通システムの歴史的展開と課題(韓国語)"マーケティング論集 韓国 大邸・慶北マーケティング学会. 第10巻第1号. 95-122 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "ケミカル・シューズ産業の今後の課題"ケミカルシューズ産業活性化のための研究報告書(兵庫韓国商工会議所). 32-47 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 崔 相鐵: "マーケティング・チャネルのマネジメント"1からのマーケティング(碩学舎). 157-182 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 崔相鐵: "寡占企業の流通経路政策の転換"『流通科学』(流通科学大学). 第26号. 29-46 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 崔相鐵: "チャネル・マネジメントの理論と実際:チャネル・オプション仮説"流通科学大学ワーキングペーパー. 第49号. 1-33 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 崔相鐵: "日本の流通システムの歴史的展開と課題"Proceedings of the 2001 TKMA International Marketing Symposium in Taegu,Korea. 41-60 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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