研究課題/領域番号 |
12630139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
坂本 恒夫 明治大学, 経営学部, 教授 (40147955)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 経営戦略リスク / 証券市場のダイナミズム / 多国籍銀行 / 特化 / リテール化 / 機関投資家 / コーポレート・ガバナンス / TOB / 多国籍銀行の経営戦略リスク / 証券市場の機関投資家化 / 株主価値経営 / 利益率引上げ競争 / 株式売却益の最大化 / 資産の証券化 / リテール業務への特化 / ベンチャー・キャピタル市場 / 派生証券市場 / 証券化商品市場 / 会社分割制度 / トラックキング・ストック / 機関株主支配 / 利益引上げ競争 |
研究概要 |
本研究は、機関投資家が圧倒的存在感を示す株式市場にあって、多国籍銀行、とりわけ英国4大銀行がどのように経営戦略リスクを回避してきたかを、日本の都市銀行と国際比較することによって、詳細かつ体系的に明らかにすることを目的にしている。 第1章においては、機関投資家支配の証券市場の力強さを説明し、機関投資家のアグレッシブな経営行動と英国4大銀行のそれへの対応について述べている。そして日本の都市銀行の対応の遅さについて指摘している。 第2章は、バークレイズ銀行のリテール化に対応する経営行動の遅さの問題点を指摘し、その背景について分析している。第3章は、HSBC銀行を取り上げ、多国籍展開をしながらも、地域ではリテイルに特化する同銀行の動きを見ていく。第4章では、ナット・ウエスト銀行のリテイル化への対応の遅さから、RBSに買収されていく様子を論述している。 そして第5章では、経営戦略リスクを回避したロイズTSBを取り上げ、特化戦略の展開を果敢に行なった意味について詳述している。
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