研究課題/領域番号 |
12630143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
松岡 輝美 大分大学, 経済学部, 助教授 (00209511)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | テレワーク / 知のネットワーク結合 / コラボレーション / バーチャルコーポレーション / 境界融合 / SOHO / ワークスタイル / 境界の融合 / コアコンピタンス / ネットワーク組織 / 知識境界 / IT / 知の連結 / 電子ネットワーク |
研究概要 |
本研究は、バーチャルな空間で、いかに境界を越えて多様な個を参画させ、コミュニケーションを活発化し、価値ある豊かな事業活動を生み出していくかについての方法論を考察している。 ICTの普及は価値創造におけるプロシューマー化を進め、企業経営における価値創造の担い手は商品やサービスを提供する企業だけではなく、顧客との有機的連携が必要となる。 第一の論文においては既存の境界を越えて、ネットワーク力を駆使した関係性の構築によって作り出される境界融合型の企業(ボーダレスカンパニー)におけるビジネスモデルを提示するために、戦略の場における三つの境界を捉え、その境界を超えて、主体と客体を結合する方法を分類し、境界融合のための場の創造スキームをデザインした。さらに参画する多様な個に共感と賛同を生み出す、境界を越えたビジョンをいかに形成していくかを考察した。 第二の論文においては、多様な個が集う地域づくりのためのMLにおける4年間35000件のデータを分析して、ネット上のコミュニケーションの「場」への参画者をいかに増やし、またコミュニティをいかに運営しているかを考察し、コラボレーションのキーファクターを導き出した。 第三の論文においては、二と同様のデータを使用して、多様な知を同時多発的に交換させることによるダイナミックな知の創発現象と即興的な展開による、新しい関係性の構築による参画者の覚醒を分析した。 企業経営のバーチャル化やネットワーク型組織の進展は、社員が社外で仕事をしてもネットワークで業務が連続化できるという以上の可能性を内包している。出版した著書においては、ボーダーレスに多様な知を持つ主体の結合について、実例を数多く示しながら、価値創造の方法論とともに戦略的なモデルを提示した。
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