研究課題/領域番号 |
12630149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
木下 勝一 新潟大学, 経済学部, 教授 (40018643)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ドイツ会計基準委員会 / 国際会計基準理事会 / 会計基準の国際的調和化と統一化 / 連結会計・財務報告 / ドイツ商法典 / ドイツの会計原則 / ドイツ会計概念フレームワーク / IAS.US-GAAPの適用 / 国際会計基準(IAS / IFRS) / 米国会計基準(US-GAAP) / グローバルスタンダード / 商法典第292a条の免責条項 / 商法典第342条の私的会計委員会 / 連結財務諸表 / 意思決定有用性 / ドイツ会計基準 / 2005年問題 / 会計改革関連法 / ヨーロッパ共同体会計指令 / 連結会計 / 民間機関への権限委譲 / 国際会計基準 / 会計国際化 / ドイツ会計基準委員 / ドイツ会計基準第1号 / 会計基準設定権限 / 商法会計規範システム / 米国財務会計基準審議会 / ドイツ版FASB / IASC(国際会計基準委員会) / IAS / US-GAAP / IOSCO(證券取引監督者国際機構) / ドイツ商法第342条 / 連結決算実務の国際化 / 財務報告の透明性 |
研究概要 |
本研究は、「ドイツ会計基準委員会」(German Accouting Standards Board)の役割について研究したものである。その役割の特徴について、本研究からつぎのことが知見として得られた。 (1)「ドイツ会計基準委員会」は、国際資本市場のニーズに応えるため、企業集団の会計・財務報告に関し、報告責任を有するドイツのグローバルプレイヤーの利益を擁譲すべく会計・財務報告基準を開発することを目的に創設された。 (2)「ドイツ会計基準委員会」は、アングロアメリカモデル・国際モデルに沿ったかたちで独立的な専門家から頼るプライベートセクターによる会計基準設定を図る目的で設立され、そのようなアングロアメリカ・国際モデルが各国の政府レベルの立法措置よりもいっそうグローバルな資本市場のニーズに効率的に応えることができるという考え方から創設された。 (3)「ドイツ会計基準委員会」は、会計・財務報告の質を高め、ドイツ国内基準を国際的に認められた会計・財務報告基準に統一化させていくことで、国際的な公益に資することを目指す。 (4)「ドイツ会計基準委員会」は、連結財務諸表による会計・財務報告に関する諸原則の基準の開発を行うことを目指す。 (5)「ドイツ会計基準委員会」は、国際会計基準理事会及び他の国際会計基準設定機関と協力して会計基準開発作業に積極的に関与するとともに、国際会計基準委員会財団及びその他の基準設定機関のなかで会計・財務報告の国際的な利益を擁護することを目指す。 (6)「ドイツ会計基準委員会」は、国際会計基準理事会においてドイツを代表し、会計・財務報告基準の国際的統一化を促進することを目指す。 (7)「ドイツ会計基準委員会」は、ドイツ国内及びEUレべルにおける会計・財務手法のすべての問題に関し、また、EU加盟国の選択権行使に関し、その立法化への正当性を助言することを目指す。
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