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概均質ベクトル空間と代数体のイデアル類群の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12640018
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関上越教育大学

研究代表者

中川 仁  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30183883)

研究分担者 布川 和彦  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (60242468)
溝上 武実  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (90044445)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード概均質ベクトル空間 / イデアル類群 / 代数体 / 概均的ベクトル空間 / ゼータ関数
研究概要

Vを3次対称行列のペアのなすベクトル空間とする.群G=SL(3)×GL(2)はVに作用して,(G, V)は概均質ベクトル空間になる.Lを整数係数の3次対称行列のペアのなすVの格子とする.x=(x_1,x_2)∈Lに対して,2元3次形式Φ_x(u, v)をΦ_x(u, v)=det(ux_1+vx_2)によって定義する.これは整数係数の2元3次形式である.Г=SL(3,Z)とおき,Г⊂Gとみなす.そのとき,γ∈rГのx=(x_1,x_2)への作用は,γx=(γx_1^tx_1γ, γx_2^tx_1γ)によって与えられる.明らかに,Φ_<γx>=Φ_xである.そこで,与えられた2元3次形式Φに対して,Φ_x=ΦとなるようなペアxのГ-同値類の個数はいくつあるかという問題が考えられる.J.Moralesはこの問題をもっと一般化して,いくつかの仮定の下で結果を出している.そこで,彼の仮定を設けないで何が結論されるかということを考察した.一般の整数係数2元n次形式に付随する整環がFrohlichによって定義された意味でweakly self dualであるための必要十分条件は,その2元n次形式が原始的であることを証明し,これを用いて,n次対称行列のペアの同値類の集合とn次代数体の整環のイデアル類群の2-torsion部分群の間の関係について考察した.特に,2次および3次対称行列のペアについて,Φが原始的でない場合についての結果を得た.この結果は,2001年7月にフランスのリール大学において開催された整数論に関する国際研究会であるJournees Arithmetiquesにおいて発表するとともに,学術論文として雑誌Acta Arithemeticaに掲載される予定である.

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Jin Nakagawa: "Class numbers of symmetric mastrices"Acta Arithemetica.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] J. Nakagawa: "Class numbers of pairs of symmetric matrices"Acta Arithemetica. (to appear).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Jin Nakagawa: "Class numbers of pairs of symmetric matrices"Acta Arithemetica.

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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