研究課題/領域番号 |
12640399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
島村 勲 独立行政法人理化学研究所, 原子物理研究室, 副主任研究員 (30013709)
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研究分担者 |
季村 峯生 山口大学, 工学部, 教授 (00281733)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | エキゾチックアトム / 反陽子原子 / ミュオン触媒核融合 / ミュオン原子 / 反物質 / 陽電子散乱 / ポジトロニウム / 異常長寿命反陽子原子 / ポジトロン消滅 / しきい則 |
研究概要 |
1.ポジトロニウムが低エネルギー反陽子と衝突すると最も簡単な反物質である反水素原子を生成できる。このとき強いレーザー場をかけると、レーザー強度、波長、偏極方向、衝突エネルギー等により反水素原子生成確率が増加することを見いだした。 2.諸原子がハドロンやミュオンを捕獲してハドロニック(ミュオニック)アトムを生成する断面積を計算する透熱イオン化模型を提案した。プロトニウム生成の詳細な量子論計算をよく再現した。他の原子では詳細計算は不可能だが、この模型では簡単に計算できる。 3.エキゾティックアトムの異常長寿命状態はHeの、それも3%ほどにしか見つかっていないが、アルカリ原子ならば異常長寿命状態の生成が可能であることを見いだし、とくに長寿命反陽子リチウム生成につき研究した。 4.ミュオン原子と陽子同位体との衝突によるスピン変換やミュオン移行の断面積はミュオン触媒核融合研究に不可欠なので、超球座標チャネル結合法により精密計算を行った。 5.ポジトロンが原子や分子と衝突して原子(分子)内電子と対消滅する過程の新理論を展開し、衝突中の直接消滅過程とポジトロニウム生成後にその内部で起こる間接消滅過程には干渉効果があることや、有名なWigner則と全く違う対消滅断面積の閾値則を説明した。 6.ポジトロンとヘリウムイオンとの衝突で共鳴散乱が頻繁に起こるが、あるエネルギー領域で報告された非常に幅の広い共鳴が実は間違いであることを超球座標結合チャネル法による精密計算で証明し、さらに共鳴の新理論を導き、この解析に理論的基盤を与えた。 7.ポジトロニウム負イオンは非常に弱く束縛された特異な3体束縛状態で、その光電離断面積の計算は非常に難しいが、超球座標結合チャネル法により精密計算し、非常に豊富な細かい共鳴構造を確認、多くの状態の共鳴パラメータを精密計算した。
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