研究課題/領域番号 |
12640407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
MORI JAMES JIRO (MORI James Jiro) 京都大学, 防災研究所, 教授 (50314282)
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研究分担者 |
久家 慶子 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50234414)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 放射エネルギー / 地震エネルギー / Apparent Stress / Rediated Energy / K-Net / Source Paramenters / Radiated Energy / Source Parameters |
研究概要 |
地震の放射エネルギーと地震の規模との関係について研究した。放射エネルギーについては最近研究が始まったばかりで、以前の研究に信頼できるものはほとんどない。新しくK-Netなどができたことで可能になった研究であり、地震のエネルギーについて新しい結果を得ることができた。研究は主に次の3つから成っている。 1.日本の浅発地震(0〜50km)と中規模地震(M4〜6)のエネルギーの計算。115の地震について分析した。正確なものにするため、K-Netの数百カ所についてサイト・コレクションを行った。その結果、エネルギーはほぼモメントに比例することが明らかになった。しかし、マグニチュードの幅が限られているので、このデータだけからとくに顕著な傾向を見ることはむずかしい。この結果はカリフォルニアの浅発地震の場合とよく似ている。 2.浅発地震と深発地震のエネルギーの比較。北海道と東北の浅発地震32、深発地震37について分析した。正確を期すために、このデータ・セットについてもサイト・コレクションと平均減衰を行った。結果として、浅発地震は、地震の規模が大きくなるに連れ、エネルギーとモメントの比が増すことが明らかになった。一方、深発地震は、地震の規模によらず、エネルギーとモメントの比は一定である。 3.カリフォルニア州ノースリツジ地震(1994年)の余震についての詳細な研究。この研究によって、カリフォルニアの浅発地震については、地震の規模が大きくなるにつれ、エネルギーとモメントの比も増加することが明らかになった。
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