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人工衛星観測データを用いた海洋浮遊物の分布・移動・集積機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12640425
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関東海大学

研究代表者

久保田 雅久  東海大学, 海洋学部, 教授 (90147124)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード地衡流 / エクマン流 / マイクロ波高度計 / 海洋浮遊物 / 漂流ブイ / データ同化 / 再解析データ / マイクロ波海面高度計 / マイクロ波散乱計 / 人工衛星データ
研究概要

本年度は、昨年度までに作成した海面流速場の信頼性を調べるために、漂流ブイのデータを収集して、漂流ブイデータから計算された海面流速場と、本研究によって人工衛星データをもとに作成された海面流速場と比較検討した。用いたのは、海面での流れを直接反映している、抵抗体が外れている漂流ブイのみである。比較の結果、基本的な流れのパターンは両者で一致したが、その定量的な値は大きく異なっていた。その理由として、衛星データは、広い範囲の平均的な値であること、あるいは漂流ブイは強流帯に収束しやすいことなどが考えられる。また、北半球と比べて南半球での比較結果は、あまり良くなかったが、これは南半球での漂流データの密度が低いことが、理由として考えられる。さらに、ゴミを多く排出していると思われる大都市をピックアップして、大都市から放出されたゴミの移動についても検討した。その結果は、海域によって、大きく異なり、日本付近で排出されたゴミは、その移動の特徴は2種類に分けられ、1つは黒潮・黒潮続流・北太平洋海流に乗って、短期間に東方に移動し、もう1つは黒潮反流に乗って南西方向に移動することがわかった。また、漂流ブイデータのモデルへの同化についても検討を行った。同化方法は修正法である。同化によって、1ヶ月後のブイの位置は、3°程度の誤差で予報できることがわかった。また、同化結果は、同化に用いられるブイデータの密度に大きく依存し、同化データが豊富な海域では、同化による貢献は非常に大きいが、密度が低い海域にブイが入ると急速に予報精度が落ちることがわかった。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 宇野紀早苗, 高山勝巳, 久保田雅久: "風と流れからみた江戸時代の遭難船の行方とその漂流実験"東海大学海洋学部紀要. 第54号. 1-20 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宇田聡, 久保田雅久: "衛星海面高度データを用いた亜熱帯反流の研究"東海大学海洋学部紀要. 第55号. 19-29 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Unoki S., K. Takayama and M. Kubota: "Trajectories of wrecks after disasters in the neighboring seas of Japan in the Edo era and simulations of them"Journal of School of Marine Science and Technology, Tokai Universe. 54. 1-20 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2002 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宇野木早苗, 高山勝巳, 久保田雅久: "風と流れからみた江戸時代の遭難船の行方とその漂流実験"東海大学紀要海洋学部. 第54号. 1-20 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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