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局地気候予測のための大気・海洋結合ダイナミックモデル

研究課題

研究課題/領域番号 12640426
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関八代工業高等専門学校

研究代表者

大河内 康正  八代工業高等専門学校, 教授 (80124147)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード局地気候 / 局地循環 / 数値モデル / 内海 / 大気海洋結合モデル / 九州西岸 / 気候変化 / 海水温変化の影響 / 結合モデル / 局地循環モデル / 大気・海洋結合モデル / 有明海沿岸部 / 局地気象
研究概要

本研究では有明海,特に八代海とその沿岸の領域を意識して局地気候予測のためのモデルを考えた.定量的かつ理論的に考察するために二次元モデルとして,鉛直断面について外海,島,内海,陸と変化する領域を考え,内海の幅と沖合いの島の影響を考察した.その結果,島が沖合いにあることで陸の海風は弱められるが比較的長い時間にわたり変化の少ない海風となること,内海幅が20km程度以上離れていると島は独立した領域と見なされることなどが分かった.また気象衛星の海表面温度の観測によると内海は夏には水温が0-1℃高く,冬には1-2℃低いことが観測されている.二次元モデルを使って内海温度を変化させて,その影響を調べたところ,その影響領域は非常に狭い範囲に限られることが分かった.さらに広域の海の影響を調べるために,地形も考慮した九州地方の3次元モデルを考えて,海水温を九州地方で400km距離に4℃の温度傾度の分布を与えてみたが,その影響は非常に小さかった.これは大気が海表面では安定成層しており熱交換が小さいことにより温度変化が上層まで伝わりにくいことによると思われる.このように海水温の変化を考えたが沿岸領域以外では短期的には大きな影響を与えることはなさそうである.しかし,気候的な意味では大きな影響を与える可能性は否定できない.実際に,気温,雨量,日照時間,風向風速について1987-2000年14年間のアメダスデータを用いて,九州地方全体の最近の気候的な特徴とその変化傾向を調べた.九州地方を6つの気候区に分けると有明海・八代海沿岸部は西海型に分類でき,外海の影響を強く受けていることが分かった.また海岸領域では特に面している海の性質の影響を大きく受けていることが分かった.

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大河内康正, 城戸彩子, 村崎隆史: "有明海・八代海沿岸領域における局地循環の数値モデル解析"八代高専紀要. 24. 63-70 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yasumasa Ookouchi, Saiko Kido and Takafumi Murasaki: "Numerical Model Analyses on Local Circulation in the Areas around the Ariake and Yatsushiro Seas."Res. Rep. Yatsushiro Not. Coll. Tech. 24. 63-70 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大河内康正: "有明海・八代海沿岸地域における局地循環の数値モデル解析"八代高専紀要. 24号. 63-70 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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