研究課題/領域番号 |
12640530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
藤原 尚 近畿大学, 理工学部, 教授 (30190101)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 金ナノ粒子 / ナノ複合体 / 自己組織化 / 分子集合 / 界面制御 |
研究概要 |
最近、金ナノクラスターの自己集合によるマルチスケール超分子椙造体の構築方法が注目されており、アミノシロキサンやジチオールといつたクロスリンカーを用いる例、DNAおよびポリマーをテンプレートとする方法等がある。しかしながら、テンプレートを用いない金ナノクラスターのマルチスケール自己集合体の形成に関する研究例は皆無である。そこで我々は、フェノチアジン連結オリゴエチレンオキシチオール単分子膜を保護基とする金ナノクラスターを合成し、カチオン認識による金ナノクラスターの自己集合を試みた。その結果、オリゴエチレンオキシチオール単分子膜修飾金ナノクラスターは、2-4nmの粒子が集合し、〜75nmの円形状の集合体を形成しており、非常に興味あることに、ナトリムイオンを添加すると、それらの粒子が集合しナノネットワークを形成する。従来、3-10nmの金属粒子をテンプレートを用いて集合・配列させる方法は知られているが、本研究において明らかにした、〜100nmの円形状の金属ナノ粒子集合体をテンプレートを用いることなくナノネットワークを形成させたのは初めての例である。
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