研究課題/領域番号 |
12640606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
酒井 聡樹 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (90272004)
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研究分担者 |
箱山 祐子 (原田 祐子) 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助手 (80312544)
彦坂 幸毅 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教授 (10272006)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | トレードオフ / 大きさ / 数 / 資源投資 / 資源 |
研究概要 |
卵や種子生産における大きさと数のトレードオフに関する理論的解析の多くは、卵や種子を一斉に生産することを仮定している。しかし、たとえばトンボのように、卵を少しずつ産んでいく動物も多い。また、花序を着ける植物で、開花時期にずれがある場合も、種子は順次に生産されることになる。本研究では、卵や種子を順次に生産するとき、大きさと数のトレードオフはどのようなものになるのかを解析した。また卵(種子)の定着総数が最大となる最適な卵(種子)の大きさも解析した。 【仮定】親は、一定の貯蔵資源を使ってN個のコホートを生産する。貯蔵資源は、維持呼吸のため時間とともに目減りする。i番目のコホートはn(i)個の卵からなる。そして、時間t_s(i)に発生を開始し、時間t_c(i)に発生を完了する(発生時間t_c(i)-t_s(i)が長いほど卵は大きい)。卵の定着率は、卵の大きさのS字型の増加関数である。各コホートの卵数n(i)と発生開始時間t_c(i)は制約として決まっており、各コホートの発生完了時間t_c(i)とコホート数Nは戦略として変化するとする。 【予測】トレードオフ:卵一つあたりの生産コストは、後期のコホートの卵ほど大きい。つまり、同じ大きさの卵を作るためには、後期のコホートの卵ほど費用がかかる。これは、後期のコホートのために資源をとっておくと、維持呼吸による資源の目減りの度合いが大きくなるからである。 最適な卵の大きさ:最適な卵の大きさは、後期のコホートのものほど小さくなる。そして、単位体積あたりの維持呼吸速度が大きいほど、最適な卵の大きさは後期のコホートでより小さくなる。
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