研究課題/領域番号 |
12640663
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・代謝
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
山本 芳実 山口大学, 農学部, 助教授 (40115514)
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研究分担者 |
高橋 進 山口大学, 農学部, 教授 (90022665)
渡部 省二 山口大学, 医学部, 教授 (30113020)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | システインプロテアーゼ / 阻害因子 / プロペプチド / カイコ / マウス / ショウジョウバエ |
研究概要 |
1.BCPIおよびCTLA-2の大腸菌における大量発現 カイコシステインプロテアーゼ阻害因子(BCPI)と同様なタンパク質と考えられるマウスCTLA-2を大腸菌における発現システムで大量に発現、精製、阻害活性のあるタンパク質を大量に得るシステムを確立し、立体構造の解析を含む阻害機構の解析に用いた。 2.BCPIおよびCTLA-2の阻害機構の解析 BCPIが、カテプシンL様システインプロテアーゼを選択的にかつ強力に(Ki値がナノモルオーダー)阻害するタンパク質であることを明らかにした。大腸菌で発現させたマウスCTLA-2もBCPIと同様な性質を示した。これらの事実はこれらプロペプチド類似タンパクが、祖先のプロペプチド同様、選択的阻害タンパク質であることを強く支持している。 3.ショウジョウバエCTLA-2様タンパク質(D/CTLA-2)の解析 ショウジョウバエのゲノムデータベースから、CTLA-2様のタンパク質のcDNAクローンを見いだした。配列の検討から、同じく、ショウジョウバエのカテプシンL様酵素であるCP1のプロペプチド配列に類似なタンパク質であることが解った。大腸菌による大量発現システムで得られた本タンパク質は、システインプロテアーゼに対する阻害活性をもっており、新しい阻害タンパクと考えられる。現在、その阻害機構の解析、生体内における役割等の解析を進めている。 今回、ショウジョウバエからもシステインプロテアーゼのプロペプチド類似な阻害タンパク質を見いだしたが、我々は、ラットにも同様なタンパクを見いだしており、これらの事実は、このような新規な阻害タンパクの一般的な存在を強く示唆するとともに、ヒトを含めた他の生物におけるさらなる検索を含めてより詳しい解析の必要があり、現在進めている。
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