研究課題/領域番号 |
12650255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
小林 宏 東京理科大学, 工学部機械工学科, 助教授 (20281412)
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研究分担者 |
菊池 耕生 千葉工業大学, 精密機械工学科, 講師 (60318219)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 顔器官輪郭自動抽出 / 顔画像処理 / 顔表情認識 / 総合失調症診断 / 統合失調症診断 |
研究概要 |
顔動画像を用いた自動顔器官輪郭抽出に関しては、汎用性が高く誰でも手軽に扱うことができるようにWindowsをベースとし、眉、目、鼻、口の輪郭(顔器官輪郭)を安定的に高速で抽出し、応用アプリケーションの開発を容易にするために各顔器官を抽出するまでの関数ソフトウェアをWindowsの標準API(Application Programming Interface)として用意した。このソフトは、フリーソフトとして、ホームページ上(http://kobalab.com/)で公開している。 顔表情認識に重要な要素検討に関しては、一般的な表情に注目するのではなく、健常者と表情に異常をきたす病気の疾病者との差異に注目することにし、疾病例として統合失調症(旧精神分裂症)を取り上げた。精神科診断においては、X線やMRIなどにより患部を見つけることができないため、医師は主に患者の顔表情に注目して診断を行っていると言われている。そこで本研究では、基本的には上記のソフトウェアを用いて、健常者と患者の表情、すなわち顔器官輪郭の変異の仕方に注目し、医師がなぜ、患者の表情をおかしいと思うのかを定量的に調べ、表情認識がどこに注目してどのように行われているかの指針を見いだすことにした。これを実現するために、まずCG顔による自動問診システムを構築し、問診時の顔表情の変化を、健常者と患者の差異を抽出するという観点から解析した。その結果、表情といっても、頭部全体と瞳との動きの相関に差異が現れることが明確になった。
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