• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

低エネルギー電子による干渉実験及びフィールドエミッタの評価

研究課題

研究課題/領域番号 12650342
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 電子デバイス・機器工学
研究機関静岡大学

研究代表者

来 関明  静岡大, 工学部, 助教授 (20262793)

研究分担者 田部 道晴  静岡大学, 電子工学研究所, 教授 (80262799)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード電子線干渉 / FE / シリコンマイクロ電子銃 / バイプリズム / 空間干渉性
研究概要

本研究の目的は、半導体基板上に製作した微小なFE電子銃、電子波面を2つに分割するバイプリズム、拡大レンズ系と干渉縞の観察面から成る干渉計を設計・試作するとともにフィールドエミッタをそれ自身から放出される電子ビームの干渉性により評価することにある。これまで、電子の位相を可視化するため、波面の分割及び重ね合わせなどの基礎技術について研究した。そして空間干渉性からフィールドエミッタの電子放出の場所、有効放出面積を評価し、時間干渉性からは、エネルギー分散、時間特性を評価する方法を提案した。干渉計において低速電子ビーム用の電子レンズを設計し、干渉縞を80本観察できるシステムを設計した。さらに空間干渉性を決定する電子放出先端のサイズを10ナノメール程度まで尖鋭化でき、安定的に作れる製作プロセスを開発した。実験では0.1μアンペアのエミッション電流を得ることが可能となった。
低エネルギー電子ビームの干渉技術は電子の位相情報を利用する上で欠かせない基礎技術であり、波面分割による干渉計の構築は電子の位相情報を直接見ることができる。これまで主に電子ビームの強度を利用してきたが、本研究の干渉による技術は電子の位相情報を広く利用する道を開くものである。そして、低エネルギー電子ビーム干渉計は、電子銃の干渉性、エネルギー分散を高感度で計測する手段にもなるため、新型電子銃の評価として利用できるだけでなく、さらに将来は量子コンピューティングの検出系としての応用も期待される。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Guamning Lai,Takahiko Sato: "Phase Compensation Technique in Diode-laser self-mixing interfermetry"Springer Verlag. (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi