研究課題/領域番号 |
12650372
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
間瀬 憲一 新潟大学, 工学部, 教授 (90313501)
|
研究分担者 |
柄沢 直之 新潟大学, 工学部, 助手 (30313505)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | インターネット / サービス品質 / SLA / 測定 / VoIP / アドミッションコントロール / WWW / サーバ選択 / ダウンロード時間 / 品質 / ISP / ASP / スループット / 遅延 |
研究概要 |
本研究では、個々のインターネットユーザが体験する実アプリケーションのサービス品質(QoS)を計測・収集し、整理・体系化することにより、すべてのユーザがその情報を共有することを可能にする新たな仕組み(インターネット品質情報共有環境)及び、その仕組みを利用したQoSの制御、管理を実現することを目的とし、次の結果を得た。 (1)インターネットに複薮のミラーサーバがある環境において、クライアント側からプローブ用ファイルを定期的にダウンロードし、その際のQoSデータを取得してデータベース化し、その統計データをサーバ選択に利用する方法が有効であることを明らかにした。本技術は、コンテンツ配信ネットワークにおいて利用者に待ち時間のストレスなくコンテンツを提供するための高度コンテンツ配信制御技術への適用が考えられる。 (2)VoIPネットワークにおいて、音声品質を適性に維持するため、VoIP呼生起時にエンド・エンドでプローブフローを生成し、パケット損失率を測定し、その値に基づいて、アドミッションコントロールを行う方式、及び、定期的に擬似呼を発生させて音声擬似信号を伝送し、その音声品質(MOS)を音声品質客観測定法を用いて測定し、その結果をアドミッションコントロールのパラメータに反映させる方式を提案し、これにより、接続されたVoIP呼のパケット損失率と音声品質を制御可能であることを示した。本技術は、VPNやISPのネットワークにおいて、VoIPにサービスレベルアグリーメントを適用する際の基本技術になる。
|