研究課題/領域番号 |
12650401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
安田 靖彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40013106)
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研究分担者 |
甲藤 二郎 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (70318765)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ストリームキャッシュ / 分散キャッシュ / 階層化キャッシュ / Webフレンドリ / 階層的符号化 / キャッシュ置き換え / キャッシュ先読み / CDN / Webキャッシュ / ストリーミング / 階層キャッシュ / Content Delivery Network / プリフェッチ / ルータ / TCP |
研究概要 |
動画像キャッシュ技術、ならびに関連する技術について、以下の検討を行った。 (1)動画ストリーミングに適した分散・階層化キャッシュアルゴリズムの提案と評価 現状のWebキャッシュメカニズムでは、キャッシュサーバが全データをキャッシュするため、動画像のような莫大なデータになると効率が大きく低下する。そこで、動画像データをセグメントと呼ばれる小単位に分割してキャッシュを行う方式、キャッシュサーバを分散的・階層的に配置し、サーバ間の連携によってストリームキャッシュを実現する方式、等を提案した。さらに、検討結果をまとめて国際学会で発表すると共に、電子情報通信学会論文誌への投稿を行なった(採録決定)。 (2)Webフレンドリなストリームキャッシュアルゴリズムの提案と評価 上記の方式はストリーミングメディアに対しては大きな改善結果をもたらすが、その反面、既存のWebデータのキャッシュ効率を低減させる危険性がある。そこで、キャッシュ容量におけるストリーミングデータのキャッシュ量を制限し、Webキャッシュ、ストリームキャッシュそれぞれの効率を高く保つ方式(Webフレンドリなストリームキャッシュ方式)に関する検討を進めた。さらに、検討結果をまとめて国際学会で発表すると共に、(1)と合わせて電子情報通信学会論文誌への投稿を行なった(採録決定)。 (3)階層化画像データベースにおけるキャッシングアルゴリズムの提案と評価 階層的符号化を活用した画像データベースにおける階層化データの置き換え(リプレース)アルゴリズムと先読み(プリフェッチ)アルゴリズムに関する検討を行った。具体的には、嗜好度に応じて階層化データの置き換え、先読みの実行を判断するアルゴリズム、嗜好度に応じたWebアクセスモデルに基づく理論解析手法、等を提案した。さらに、検討結果をまとめて国際学会で発表すると共に、電子情報通信学会論文誌への投稿を行なった(採録決定)。 (4)ストリーミングに適したCDNサーバ間のデータ複製アルゴリズムの開発 近年大きな注目を集めているCDN(Content Delivery Network)に着目し、人気の度合いに応じたCDNサーバ(サロゲート)間のストリーミングデータの効率的な複製アルゴリズムの検討を開始し、ユーザ応答時間や各サーバにおけるデータ格納コストを低減できることを明らかにすると共に、学会発表を行なった。
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