研究課題/領域番号 |
12650422
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
下平 美文 静岡大学, 工学部, 教授 (30022247)
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研究分担者 |
大橋 剛介 静岡大学, 工学部, 助手 (80293603)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 液晶ディスプレイ / 総合画質 / 視野角 / ガンマ / 輝度 / 彩度 / 視野角特性 / 主観評価 / 画像品質 / コントラスト / 中間調再現特性 |
研究概要 |
液晶ディスプレイの視野角特性を評価する方式を、総合画像品質に基づいて下記の様な実験手順により求め、提案した。 1.各種液晶ディスプレイの光学特性を観視角度毎に測定し、その測定値に基づきCRT上にシミュレーションにより評価画像を再生した。その再生画像に対して主観評価実験により総合画質を測定した。これを総合画質基準値とする 2.総合画質の推定は劣化量加算モデルを基にして行われた。画質劣化要因は輝度、コントラスト、ガンマ、色であるが、さらにそれぞれの画質に対する影響が考察された。その結果、最高輝度、最低輝度、ガンマ、彩度、色相が要因として抽出された。さらに、最適輝度とガンマについては、画質に対する影響の相互作用が主観評価実験により検討され、定量的関係が求められた。さらに色変化の現象については、彩度は画質に対する影響が大きいので第1の成分とし、残りを色相の変化としてモデルの要因として採用した。 これら要因を、劣化量加算モデルをもとに統合した総合画質推定方式を提案した。この方法で推定された総合画質は、1の方法で直接求められた総合画質と良い一致を示した。以上の結果により、提案ざれた総合画質の推定方式が要因が複合して変化する各種液晶ディスプレイに対し有効であることが示された。 よって、本研究により提案された総合画質の推定方式を用いて液晶ディスプレイの視野角特性を評価すると、液晶ディスプレイの利用者は容易に自分の用途にあったものを選択することができる。
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