研究概要 |
本年度は以下の調査研究を行った。 被災密集市街地における小規模連携型住環境形成システムのための外部空間の共同・協調化の実態と居住者意識:住宅再建と外構共同化に関する居住者意識に関する調査・分析 まちづくり事業の可能性をもつ協議会のある地区において,再建住宅の居住者に対するアンケート調査を行い,外構共同化・協調化の需要を把握した. 被災密集市街地におけるまちづくり組織の役割とその機能変化に関する調査分析:住宅市街地における住民主体の景観形成に関する調査・分析 ここでは,市民協定制度の内容と運用の実態を,建築行為の届出書,現地目視調査,ヒアリング調査によって分析を加えた。その結果,市民協定制度におけるまちなみ形成の意識,制度の有効性,評価について,他の制度と比較して特徴的な傾向を見出し,問題点を導いた。 住民企画事業手法に関する調査・分析:住民企画型事業手法に関する調査・分析 住民による自主管理活動に着目し,その先進的事例について実施したヒアリング調査,アンケート調査の結果を分析し,運営の実態問題点を明らかにした。 研究のとりまとめ 以上の調査研究を総括し,復興のアーバンデザインに関する包括的議論や,より具体的に協調型の街区デザインの提案を行い,本研究のまとめとした。
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