研究課題/領域番号 |
12650648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 長岡造形大学 |
研究代表者 |
平山 育男 長岡造形大学, 造形学部, 助教授 (50208857)
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研究分担者 |
藤川 昌樹 筑波大学, 社会工学系, 講師 (90228974)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 町並み / 民家 / 町家 / 橋本 / 長屋 / 旅館 / 普請 / 真壁 / 大壁 / ツシ二階 / 本二階 / 鉄道 / 総二階建 |
研究概要 |
この調査研究の目的は、橋本市中心市街地土地区画整理事業に伴い、消滅する伝統的な町家群とその都市域の学術調査を行い、記録を作成してこれを後世に伝えることである。 調査は建物の現存状況を把握するため、1軒ごとに外観調査を行い台帳化した。ついで変遷と特徴を明らかにするために、年代や地域的特色を示している60件程度の建築を選び,実測調査を行った。なお既に取り壊しにあったり,市に買収されたりした建物もあったが、これらは新建材を撤去して徹底的な復原調査を行った。このほか都市構造調査、発掘調査、文献調査、写真撮影を行った。橋本の町並みは河岸段丘上に立地する点に大きな特徴があり、橋本と東家を縦貫して延びる大和街道を軸として、起伏に富んだ地形に町が形成されている。街道沿いの敷地割は、間口が狭く奥行が長い短冊状の敷地が並ぶが、間口にはばらつきがあり一様でない。これは江戸時代から敷地の分割や統合が行われているためで、一つの建物を分割使用している例もあり、商家の入れ替わりは激しかったと推測できる。 橋本の町家を大別すると間口12-14mほどの町家と、間口4-6mほどの小規模なものがあり、そのほかに長屋が数多くある。明治時代までは、切妻造り屋根の二階建で、前後に庇を付け外壁を一面に土で塗った家が多い。町家の間取りは通り土間に一列の部屋列を並べるものと、二列の部屋列を並べるものがあり、また土間の下手にさらに部屋列を持つ例があった。部屋列が二列のものでは四室からなるものが一つの典型である。梁間は規模の大きな町家でも8mほどで、奥行の深い京都の町家とは異なっており、もとは町家というより農家建築が祖形であるとみることができる。
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