研究課題/領域番号 |
12650670
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
余語 利信 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 教授 (00135310)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | チタン酸バリウム / ハイブリッド / 複合アルコキシド / 金属・有機化合物 / 加水分解 / 重合 / 磁性微粒子 |
研究概要 |
機能性ナノ粒子-有機ハイブリッドは新しい機能材料として注目されている。本研究では、機能性ナノ結晶粒子としてチタン酸バリウムを選択した。 (1)バリウム有機、チタン-有機、不飽和配位子を用いてチタン酸バリウム前駆体を調製することができた。 (2)ナノ結晶性チタン酸バリウムの生成条件を確立した。前駆体を制御された反応条件下で加水分解、重合した。重合プロセスは、赤外および核磁気共鳴スペクトルで解析した。100℃以下でのナノサイズチタン酸バリウム粒子の結晶化条件を調べた。有機マトリックス中の結晶性粒子はX線回折、制限視野電子線回折で分析した。粒径は重合および加水分解条件に依存していた。 (3)チタン酸バリウム-有機ハイブリッドの透明な膜を調製することができた。膜の吸収スペクトルは量子サイズ効果によるブルーシフトを示した。ハイブリッドは電気粘性効果を示し、その挙動は有機配位子の種類に依存していた。直流電場の印可時に、ハイブリッドが繊維状組織を生成することを光学顕微鏡で確認した。 チタン酸バリウム-有機ハイブリッドの調製条件と新規な誘電および光学的性質の関係を確立することができた。
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