研究課題/領域番号 |
12650754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
古田 武 鳥取大学, 工学部, 教授 (10026164)
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研究分担者 |
吉井 英文 鳥取大学, 工学部, 助教授 (60174885)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | シクロデキストリン / 土壌汚染 / ダイオキシン / 混練機 |
研究概要 |
各種,ダイオキシンのモデル物質としてビフェニルを,土壌として炭素含量約5.6%の黒ボク土を用いて研究を行い、以下の結果を得た。 1.各種CD水溶液にビフェニルを溶解させ、ビフェニルの水への溶解度促進効果を測定した。ビフェニル溶解度は、水溶液中のCD濃度にほぼ正比例して増加した。特に、HP-β-CD、Methyl-β-CD水溶液に関するビフェニル溶解度が高くなっており、これらのCDがビフェニルの可溶化を促進した。HP-β-CD(CD)の安定度定数はきわめて高く、土壌に吸着したビフェニルの包接脱離除去に有効であると考えられた。 2.黒ぼく土へのビフェニル吸着平衡を測定した。吸着平衡曲線はLangmuir血型であった。 3.CDとビフェニル吸着土壌を混練した場合、土壌からのビフェニル脱離溶解量が飽和値に達するまでの時間が著しく短縮され、汚染土壌からのビフェニルの脱離溶解処理に、混練操作が極めて有効に働くことがわかった。 4.CDに包接されたビフェニルを土壌から完全に分離除去するために、多回洗浄操作を行った。CD水溶液を洗浄液とした場合、洗浄回数と共に洗浄効率は増加し、3回洗浄でほぼ100%の洗浄率が達成できた。 5.ビフェニルとCDの包接が活性汚泥処理速度に与える影響を検討した。あらかじめビフェニルをCDに完全包接した水溶液を活性汚泥処理した場合、包接が十分でない場合に比べ、ビフェニルを完全分解するに要する時間が約1/5に短縮した。 6.ビフェニルとCDとの混練土壊を直接活性汚泥と混合し、振盪分解する土壌スラリー微生物分解について検討した。ビフェニルは土壌が存在しない場合とほぼ同一の速度で分解され、土壌スラリーの直接活性汚泥分解が可能であることが示唆された。
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