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光殺菌装置内照度を測定する化学光量計の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 12650771
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 反応・分離工学
研究機関秋田工業高等専門学校

研究代表者

船山 齊  秋田工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (70042322)

研究分担者 石塚 眞治  秋田工業高等専門学校, 物質工学科, 講師 (60331972)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード化学光量計 / ローズベンガル / 光殺菌装置 / 照度 / 大腸菌 / 反応器設計 / 光殺菌 / 量子収率 / 光触媒
研究概要

近年,有害有機物の光分解や光殺菌プロセスなどに注目が集まっている。このようなプロセスの光源としては,253.7nmを主波長とする低圧の水銀灯が使用されている。
そこで,本研究ではローズベンガル水溶液の光分解反応速度を利用して照度を測定する化学光量計の開発とその応用について検討した。
反応特性は,光照射時間と濃度との関係を明らかにした。具体的には,ローズベンガルの初濃度の影響,反応温度の影響および光源と反応器との距離が反応特性にどのような影響を及ぼすかについて検討を加えた。次に,チタニア光触媒を殺菌装置に利用したときの影響について照度の観点から検討した。その結果,以下のことが明らかになった。
ローズベンガルの光分解反応は,二次反応に従い,初濃度や反応温度の影響を受けることが明らかになった。また,初期反応速度は光源からの距離の2乗に反比例することがわかった。さらに,照度の絶対値を求める際に必要な量子収率に相当する光利用率を求めたところ,0.02±0.003の範囲にあることがわかった。
一方,チタニア光触媒が大腸菌の光殺菌に及ぼす影響を検討したところ,チタニア光触媒を用いることによって約43%の殺菌効率の増大をもとらすことがわかった。そこで,ローズベンガルの光分解を利用した化学光量計を用いて照度の面から検討したところ,この増大のうち27%は照度の増大がもたらしたことが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] H.Muto: "PCDD/D formation by heterogeneous thermal reactions of phenols and their TiO2 photocatalytic degradation by batch-recyclesystem"Chemshere. 45. 129-136 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Muto: "formation by heterogeneous thermal reactions of phenols and their TiO_2 photocatalytic degradation by batch-recycle system."Chemsphere. 45. 129-136 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Muto: "PCDD/D formation by heterogeneous thermal reactions of phenols and their TiO2 photocatalytic degradation by batch-recyclesystem"Chemshere. 45. 129-136 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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