• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

面性不斉をもつシクロファン型キラルジオールの開発と不斉合成反応への応用

研究課題

研究課題/領域番号 12650849
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 合成化学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

淺見 真年 (浅見 真年)  横浜国立大学, 工学研究院, 教授 (20134439)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード擬オルトジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン / 擬オルトジブロモ[2.2]パラシクロファン / 5-置換[3.3]オルトパラシクロファン / 6-置換[4.4]オルトパラシクロファン / 面性不斉 / 熱分解反応 / 光学分割 / 不斉合成反応 / シクロファン / 不斉触媒 / 擬オルトジヒドロキシパラシクロファン / [2.2]パラシクロファン / [3.3]パラシクロファン / [3.3]オルトパラシクロファン / [4.4]オルトパラシクロファン
研究概要

面性不斉をもつキラル分子の不斉合成反応への活用を目的として、擬オルトジヒドロキシ[2.2]パラシクロファン、および一方のベンゼン環がパラ位、他方のベンゼン環がオルト位で結ばれたオルトパラ型のシクロファンである5-置換[3.3]オルトパラシクロファンおよび6-置換[4.4]オルトパラシクロファンの合成を行った。
まず、[2.2]パラシクロファンに触媒量の鉄粉存在下、四塩化炭素中2当量の臭素を作用させてジブロモ[2.2]パラシクロファンの混合物を得た。得られた混合物を分離することにより、10%の収率で擬オルトジブロモ[2.2]パラシクロファンが得られた。擬オルトジブロモ[2.2]パラシクロファンに4当量のt-ブチルリチウムを作用させてリチオ化した後、ホウ酸トリメチルおよび過酸化水素水で処理することにより、擬オルトジヒドロキシ[2.2]パラシクロファンが24%の収率で得られた。
また、2-プロモ-1,4-ビス(ブロモメチル)ベンゼンと1,2-ビス(メルカプトエチル)ベンゼンあるいは1,2-ビス(メルカプトプロピル)ベンゼンとの縮合反応により得られるジスルフィドを酸化してジスルフォン体を熱分解反応することにより、5-プロモ[3.3]オルトパラシクロファンおよび6-プロモ[4.4]オルトパラシクロファンを合成した。5-ブロモ[3.3]オルトパラシクロファンから誘導される5-ヒドロキシカルボニル[3.3]オルトパラシクロファンおよび6-ブロモ[4.4]オルトパラシクロファンについてX線結晶構造解析を行い、その立体構造を決定した。これらのシクロファンにも面性不斉が発生し、光学異性体が存在する。今後これらの光学分割を行い、高選択的な不斉合成反応に適用する予定である。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi