研究課題/領域番号 |
12660006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
保坂 和良 神戸大学, 農学部・附属農場, 助教授 (60222428)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | バレイショ / 起源 / 葉緑体DNA / T型 / Solanum tarijense / 祖先種 / 起原 / マイクロサテライトマーカー / 欠失 / 野生2倍種 |
研究概要 |
普通バレイショの葉緑体DNAは、その祖先種であるアンデス原産栽培4倍性バレイショと異なり、241塩基の欠失部位を持つことから、T型葉緑体DNAと名付けられている。T型葉緑体DNAの起原を明らかにするため、PCRによる簡便な欠失の検出法を用いて、ボリビアとアルビンチンに分布する35の野生種に属する566系統を調査した。その結果、Solanum berthaultii、S.neorossiiおよびS.tarijenseの合計16系統において欠失が見られた。また、欠失とその周辺領域の塩基配列を調査した結果、T型葉緑体DNAを持つ系統はいずれも同じ部位で241塩基の欠失を生じていることが明らかとなった。次に、241塩基の欠失部位の有無に加えて、2つのPCR-RFLPマーカー(H2とH3)と4つのマイクロサテライトマーカー(NTCP6、NTCP7、NTCP14およびNTCP18)を用いて、30系統のS.berthaultii、5系統のS.neorossii、62系統のS.tarijense、25系統のS.berthaultiiとS.tarijenseの雑種(以下、単に雑種と表記する)、およびT型葉緑体DNAを持つ11系統のS.tuberosumについて葉緑体DNAの多型を分析した。これらの系統において24の異なる葉緑体DNA型(haplotype)が識別されたが、T型葉緑体DNAを持つ11系統のS.tuberosumはすべて同じ多型を示した(haplotype1)。このhaplotype1は、14系統のS.tarijenseと4系統の雑種に見られ、S.berthaultiiやS.neorossiiには見られなかった。したがって、普通バレイショのT型葉緑体DNAはS.tarijenseに由来することが明らかとなった。
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