研究課題/領域番号 |
12660080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
内海 俊彦 山口大学, 農学部, 教授 (20168727)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | TNF / 蛋白質修飾 / 翻訳後修飾 |
研究概要 |
膜結合型TNF(Pro-TNF)は、'リガンド'としてだけでなく、レセプターからのシグナルを受容しこれを細胞内に伝えるReverse-rSignalingの'受容体'としても機能することが明らかにされ、その機構ならびに生理的意義が注目されている。本研究では、この膜結合型TNF分子の切断或いは細胞質への情報伝達の制御に関与すると推定される前駆領域内細胞質領域に生ずる蛋白質修飾について検討した。その結果、Pro-TNFの細胞質領域には、これまでに報告されている蛋白質リン酸化以外に、蛋白質N-アセチル化および蛋白質パルミトイル化が生じることを見い出した。また細胞質領域に関する種々の部位特異的変異体を作製し、修飾の有無をin vitro及びin vivo代謝ラベルにより検出することにより修飾部位を検討した結果、N-アセチル化は開始Met脱離後のN-末端アミノ酸であるSer^<-75>に、またパルミトイル化は、細胞質領域中の最もC-末端に位置するCys^<-47>に生じていることが明らかになった。さらにPro-TNFのN-アセチル化されたN-末端Ser残基にはリン酸化も生じていることが示された。これらの翻訳後修飾の膜結合型TNFの機能における役割については現在検討中である。
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