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森林景観における地域個性の指標化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12660127
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 林学
研究機関東京大学

研究代表者

下村 彰男  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20187488)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード森林景観 / 地域 / テクスチュア / フラクタル次元 / 吉野林業地 / 日田林業地 / 識別 / フラクタル / 地域個性 / 森林管理 / 施業体系
研究概要

人がどの様な物理的特性により森林景観を識別するかについて、中景域にある森林写真を用いた分類実験と、その分類理由に関するインタビュー調査を通して検討を行った。その結果、「樹冠の形」「樹種」「パターン」「色」「明るさ」が、森林景観の差異の識別にとって重要な要因であることが明らかになった。
そして分類実験をもとに森林景観写真の類似行列を作成し、クラスター分析によって、森林景観相互の類似性を階層構造として求め、各クラスター内で共通する森林景観の特徴を言葉として抽出した。その結果、森林景観の識別に際して最も重要な物的項目は、樹冠の形であり、「尖度:尖っている・丸い」、「整然さ:整然としている・整然としていない」、「大きさ:大きい・小さい」が細分項目として抽出された。
また、樹冠の形についてテクスチュアの観点から指標の定量化についてフラクタル次元を用いて検討を行った。調査値としては、奈良県吉野林業地と、大分県日田林業地を取り上げ、人工スギ林の景観に関して、両者の比較分析を行った。吉野は実生による高密度での植栽と利用間伐の繰り返しの結果、肌理の細かい柔らかなテクスチュアを示すのに対し、日田はエリート種の苗を丁寧に植樹すること、そして植栽密度も吉野の三分の一と低いため、整然としてパターンの揃った硬質なテクスチュアを示すことが明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (23件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (23件)

  • [文献書誌] 下村 彰男: "自己形成期における風景と居住空間の景観評価における関連性"ランドスケープ研究. 64(5). 709-712 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 下村 彰男: "自然眺望景観の評価と緑量のイメージとの関連についての考察"ランドスケープ研究. 64(5). 747-750 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 下村 彰男: "白川村荻町伝統的建造物群保存地区における集落景観の特徴とその保全に関する研究"ランドスケープ研究. 64(5). 759-764 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 下村 彰男: "「レジビリティ」と「アンビギュイティ」は対立概念か"日本デザイン学会誌. 8(1). 12-15 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 下村 彰男: "都市と自然との境界は認識されてきたか"HIROBA200102. 10-11 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 下村 彰男: "Changes in landscape planning and land management in Arashiyama National Forest in Kyoto"Landscape and Urban Planning. 52(3). 73-87 (2001)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Shimomura (Hideo Sakai, Hiroshi Kobayashi): "On the infrastructure improvement for forest space utilization"The Japan Forest Engineering Society. 15(1). 3-10 (2000)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Shimomura (Katsue Hukamachi, Hirokazu Oku): "Changes in landscape planning and land management in Arashiyama National Forest in Kyoto"Landscape and Urban Planning. 52(2-3). 73-87 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Shimomura (Shunsuke Tsukamoto, Ryohei Ono): "The relation between scenic image from one's infancy and residential landscape evaluation"Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture. 64(5). 709-712 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Shimomura(Norimasa Takayama, Ryohei Ono): "A study on the relationship between evaluation of nature view landscape and image of greenery amount"Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture. 64(5). 747-750 (2001)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Shimomura (Nobu Kuroda, Ryohei Ono): "The characterization of landscape and the clarification of the conservation system in Shirakawa-mira Ogimachi, preservation district for groupe of historic buildings"Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture. 64(5). 759-764 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akio Shimomura(Hirohumi Ueda, Ryohei Ono): "A study of forest landscape image structure from experience and conceptualized images"Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture. 65(5). 685-688 (2002)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 下村 彰男: "自己形成期における風景と居住空間の景観評価における関連性"ランドスケープ研究. 65(5). 709-712 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 下村 彰男: "自然眺望景観の評価と録量のイメージとの関連についての考察"ランドスケープ研究. 64(5). 747-750 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 下村 彰男: "白川村萩町伝統的建造物群保存地区における集落景観の特徴とその保全に関する研究"ランドスケープ研究. 64(5). 759-764 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 下村 彰男: "「レジビリティ」と「アンビギュイティ」は対立概念か"日本デザイン学会誌. 8(1). 12-15 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 下村 彰男: "都市と自然との境界は認識されてきたか"HIROBA200102. 10-11 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 下村 彰男: "Changes in landscape planning and land management in Arashiyama National Forest in Kyoto"Landscape and Urban Planning. 52(3). 73-87 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 下村彰男: "新たな地域管理システムと地域景観の個性化"日本建築学会大会研究協議会資料. 57-60 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 下村彰男: "21世紀における国立公園と地域の連携"国立公園. No.582. 14-18 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 下村彰男: "森林の空間利用のための基盤整備"森林利用学会誌. 15(1). 3-10 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 下村彰男: "風景に癒しを醸出する人の営み"グリーン・エージ. No.318. 14-19 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 下村彰男: "地域計画と道路の緑"道路と自然. No.108. 12-15 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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