研究分担者 |
門松 昌彦 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教授 (60158847)
田代 直明 九州大学, 大学院・農学研究院, 助手 (40274526)
古賀 信也 九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (20215213)
野田 真人 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教授 (00101238)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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研究概要 |
・豊凶周期解明において,基礎的情報として樹木フェノロジーの観察手法について検討を行った.その結果,客観的データを得る手法として,写真撮影による着葉量の計測を行う新たな方法を構築した. ・雌花数と成熟種子数の関係を調査,解析した.その結果,凶作年には雌花数が,豊作年におけるそれよりも少ないことが明らかとなった.また,成熟種子数/雌花数は,豊凶によって変化は認められなかった. ・枝ごとの着葉量と成熟種子数との関係を調査,解析した.その結果,これら関係に明瞭な関係は認められなかった. ・種子生産量と年輪幅との関係を調査,解析した.しかし,これら関係を解析するために必要とされる種子生産量についての十分な量のデータを得ることができなかった.今後,調査,解析を継続する. ・幹細胞の形成過程と樹木フェノロジーとの関係を,ピンマーキング法を用い調査,解析した.その結果,早材部における導管形成は,発芽時前に開始されることがわかった.しかし,調査年が凶作年であったため,種子成熟との関係については明らかにできなかった. ・豊凶周期の解明において,雌花数が重要な要因であることが明らかとなった.
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