研究課題/領域番号 |
12660151
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉山 淳司 京都大学, 木質科学研究所, 助教授 (40183842)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 還元末端 / セルロース / ヘミセルロース / 還元的アミノ化 / ビオチン・ストレプトアビジン反応 / 平行鎖 / 逆平行鎖 / キチン |
研究概要 |
ビオチンヒドラジドを還元的アミノ化により還元末端に安定的に導入した後、ストレプトアビジン金標識物で電子顕微鏡的に可視化する方法を開発し、これを関連する多糖の構造解析や酵素による合成、分解過程の観察に適用した。すなわち1.天然ミクロフイブリル構造の解析と合成方位 2.結晶多系の解析 3.酵素分解における選択性 4.酵素の結合部位の選択性の4項目について検討した。 各項日ごとに要約すると以下の通りである。 (1)セルロースI,β-キチンともにパラレルアップ(還元末端がc軸方位と一致する)であり、合成方位に関しては重合が非還元末端で起こることが示された。α-キチンについては標識は片端のみに認められ、逆平行鎖構造と矛盾する結果を得た。 (2)セルロースIIとIII_Iを検討した。前者は両端に染色されることがあるが、後者は全く片端のみが染色された。結果は前者が逆平行、後者が平行鎖構造であることと矛盾しない。 (3)セラチア菌の生産するChitinase AとBのβ-キチンに対する分解挙動の比較をしたところ、ChiAはミクロフィブリルの還元末端側から分解するのに対して、ChiBは非還元末端側から分解することをが明らにした。 (4)トリコデルマ起源のセロビオヒドロラーゼの結合モジュールが、セルロースの矩形断面の対角上にある2角(100面)に選択的に結合していることが示され、モジュール内の仮説が支持された。
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