研究課題/領域番号 |
12660152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
川田 俊成 鳥取大学, 農学部, 助教授 (40214655)
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研究分担者 |
児玉 基一朗 (児玉 基一郎) 鳥取大学, 農学部, 講師 (00183343)
岡本 芳晴 鳥取大学, 農学部, 助教授 (50194410)
山本 福壽 鳥取大学, 農学部, 教授 (60112322)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | フェニルプロパノイド配糖体 / ジヒドロキシフェニルエチルグリコシド / アクテオシド / コナンドロシド / プランタマジョシド / イソアクテオシド / 抽出成分 / 脱ベンジル化反応 |
研究概要 |
4種類の天然型フェニルプロパノイド配糖体、アクテオシド(1)、コナンドロシド(2)、プランタマジョシド(3)、およびイソアクテオシド(4)の合成を行い、フェニルプロパノイド配糖体ライブラリーの一部を構築できた。いずれの化合物についても全合成に成功したのはこれが最初の例である。 合成方法は新規に開発した方法を用いた。即ち、2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)エチル2,6-ジ-O-アセチル-4-O-カフェオイル-β-D-グルコピラノシドを中間体として用い、これにラムノース、キシロース、グルコース各残基をそれぞれイミデート法により導入して化合物1、2、3の各アセチル・ベンジル誘導体の合成を行った。これら各誘導体はメチルアミンによる脱アセチル化、パラジウム炭素触媒下1,4-シクロヘキサジエンを水素源とする還元法でベンジル基を脱離した。この過程で、反応条件を制御することにより化合物1から化合物4のベンジル誘導体に変換する方法を確立した。 さらに、カテコール部分の保護基をベンジル基からtert-butyldimethylsisyl基(TBDSM基)に変更する改良を試みた。その結果、総収率を約3.0%から約7%に向上させることに成功した。 合成した4種類の化合物を用いた抗菌性試験として、ナシ黒斑病原菌、Altanaria altanata Japanese pear pathotype (O-216)およびNon pathogenic Altanaria altanata(O-94)を用いた胞子発芽試験を行った。その結果、プランタマジョシドに胞子発芽促進活性を有することが明らかになった。このことは、フェニルプロパノイド配糖体の化学構造と生物活性に相関のあることを示す一例と云える。
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