研究課題/領域番号 |
12660289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 酪農学園大学 |
研究代表者 |
遠藤 大二 酪農学園大学, 獣医学部, 助教授 (40168828)
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研究分担者 |
昆 泰寛 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (10178402)
桐沢 力雄 酪農学園大学, 獣医学部, 助教授 (70153252)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | サブトラクション / ヘルペスウイルス / RDA法 / マレック病ウイルス / ゲノム精製 / 牛ヘルペスウイルス1型 / 豚ヘルペスウイルス1型 / 馬ヘルペスウイルス1型 |
研究概要 |
家畜および家禽ヘルペスウイルスに対しては、新規ワクチンの開発が要求されている。新規ワクチンの開発のためには、病原ウイルス株の病原遺伝子を改変した生ワクチンの開発が最も確実で有効な方策であるが、ほとんどの家畜・家禽ヘルペスウイルスで病原遺伝子は決定されていない。これは、ウイルス株間の遺伝マーカーとなるDNAの多型の報告が極めて少ないことに起因する。 本研究は、ヒトゲノム研究で飛躍的な発展をしている単一ヌクレオチド多型(SNP : Single Nucleotide Polymorphism)による性状-遺伝型解析をヘルペスウイルスに適用することにより、超強毒ウイルス株の病原遺伝子を同定する事を大きな目的とした。 実際には、SNPを検出するためのウイルスフラグメントの簡便調製方法がもっとも大きな問題となることが想定された。これは、複数の遺伝子変異位置の選択方法がすでに報告されているのに対し、観察の単位とすべき多数、多種のウイルスフラグメントを野外材料からでも迅速に調製する方法がほとんど報告されていないことから考えられる。この事情を勘案し、本研究の遂行にあたっては、多数、多種のウイルスフラグメント調製方法の開発と適切なウイルスフラグメントの大きさを決定することに重点を置いた。結果として以下の研究成果が得られ、遂行にあたっての事実上の目標を満たすことができた。 すなわち、第一に鳥類および哺乳類ヘルペスウイルスのウイルスゲノムフラグメントをその塩基配列に依存せず、迅速に調製する方法を確立した。また、ヘルペスウイルスにおいて病原性の異なる株間でのSNPの頻度を調べ、SNP検出のためのゲノム断片の適切なサイズを決定した。
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