研究課題/領域番号 |
12670030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
平岡 芳樹 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (80218768)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 心筋細胞 / 発生 / 転写因子 / Sox遺伝子 / 心筋 / マウス |
研究概要 |
我々はマウスmSox7 cDNAを単離し、その塩基配列を決定した。mSox7遺伝子は、SRY型のHMGボックスを含む380アミノ酸からなることが判明した。ゲノム・サザン分析によって、mSox7遺伝子が単一コピー遺伝子であることが示唆された。mSox7の組織特異的な発現を、ノーザン分析を用いて調べた。発現は卵巣と心臓に特異的であり、転写産物のサイズは3.6kntあることが解った。ゲルシフト法では、リコンビナントmSox7ポリペプチドが標準的な標的ヌクレオチド配列(AACAAT)に結合することが示された。免疫組織化学的な手法で調べると、卵巣では卵細胞にmSox7特異的な反応が観察され、卵形成におけるこの遺伝子の関与が示唆された。さらに、免疫組織化学を用いて、心臓組織の全域にわたってmSox7の局在について検索を行ったところ、心尖部及び心耳領域に局在が認められた。またmSox7は、主に細胞質に局在するで領域と、核に強い局在を認める領域に分類された。Sox遺伝子は、一般に発生分化に関与する遺伝子であることから、mSox7も心筋細胞の分化等に関わっている可能性は強い。
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