研究課題/領域番号 |
12670062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
花森 隆充 宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (20041858)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 電気生理学 / 味覚 / 内臓感覚 / 島皮質 / 扁桃体 / 視床網様核 |
研究概要 |
ラット島皮質の前方部は味覚、後方部は自律機能に関する中枢と考えられている。これまでに我々は電気生理学的研究により島皮質後方部に舌後方部や咽頭・口頭領域からの化学感覚情報、動脈圧受容器及び化学受容器からの内臓感覚情報、更に、tail pinch等による痛覚情報が入力することを明らかにした。本補助金では多種の感覚情報が入力する島皮質後方部の神経回路の詳細を明らかする事を目的としている。平成12年度において、脳の前方一後方軸で、bregmaから1-4mm後方の様々な深さの脳部位を電気刺激し、島皮質ニューロンの順行性及び逆行性活動電位を電気生理学的方法により細胞外記録した。視床網様核や内包の電気刺激に逆行性にあるいは順行性に応答する島皮質ニューロンが見い出された。このことは、視覚や聴覚等で考えられていると同様に、島皮質・後方部に入力する感覚情報も視床網様核により調節されている可能性を示している。平成13年度では扁桃体と島皮質後方部の神経連絡について調べた。島皮質後方部から扁桃体へ直接連絡するニューロンは実験例数が少なく、今のところ同定されていない。しかし、シナプスを介した間接酌な入力による島皮質後方部ニューロン活動に対して上喉頭神経と扁桃体の電気刺激間の干渉効果が見られた先行する上喉頭神経刺激(あるいは、扁桃体刺激)が後続する扁桃体刺激(あるいは上喉頭神経刺激)による応答を抑制した。 この抑制が10分近く続く場合も見られた。扁桃体と島皮質は情動および記憶に関係すると考えらている。両刺激間の干渉効果がこれらの機能に関連しているのか更に研究を進めている。
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