研究課題/領域番号 |
12670168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
阿部 正文 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00045783)
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研究分担者 |
橋本 優子 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (60305357)
田崎 和洋 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70244382)
小野 伸高 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80233584)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | apoptosis / caspase / Bcl-2 family / TRAF / NF-kB / B-cell lymphoma / Bcl-2 / Bcl-X_L / 遺伝子導入 |
研究概要 |
研究代表者はspontaneous apoptosisを起こす特異なヒトバーキット型リンパ腫細胞株HBL-9を樹立した。このspontaneous apoptosisの分子機序を解明するために、主として分子生物学的手法を用いて検討してきた。HBL-9細胞のspontaneous apoptosisはcaspase活性測定、Western blot法およびNorthern blot(ribonuclease protection assay)法等の検討結果からcaspase2、3、7、8の複数のcaspaseが関与してることが明らかにされた。このspontaneous apoptosisはcaspase2、3、7、8に特異的な阻害剤で抑制されなかったが、Z-Asp-CH2-DCBやZ-VAD-FMKのcaspase阻害剤で抑制された。このことはこれらcaspaseの上流に位置するcaspaseの存在が示唆された。HBL-9細胞では、Western blot法でBax、Badの蛋白発現はみられたが、Bcl-2、Bcl-XLの蛋白の発現はみられなかった。Northern blot法ではbcl-XL、bid、bad、baxのmRNAの発現がみられた。Bax、Badの発現はみられたが、caspase9の発現がないことから、Bcl-2ファミリー分子・caspase9によるapoptosis発現機構はないと考えられた。HBL-9細胞におけるNF-kBの活性をelectrophoretic mobility assay(EMSA)で検討したが、NF-kBの活性はみられなかった。このことはHodgkin病のReed-Sternberg(RS)細胞と異なって、NF-kB活性に基づくBcl-XL分子誘導によるapoptosis抑制機構はないと考えられた。NF-kBの不活性にTRAF分子が関与しているかどうかを、Western blot法およびNorthern blot法で検討した。TRAF1、TRAF2、TRAF3、TRAF4のmRNAの発現はみられたが、蛋白の発現はTRAF2とTRAF3のみにみられた。現在のところHBL-9細胞におけるNF-kB不活性化とTRAF分子の関連は不明である。
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