研究課題/領域番号 |
12670183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
黒木 求 福岡大学, 医学部, 講師 (10131822)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | CEA / CEACAM1 / レトロベクター / 癌抑制遺伝子 / 遺伝子治療 / scFV / BGP / scFv / 癌抑制分子 / ターゲッティレグ |
研究概要 |
本研究の目的はCEACAM1のcDNAを組み込んだ、nvelopeに抗CEA scFvを持つレトロベクターGPEscFv-envを用いてCEA産生大腸癌細胞に特異的にCEACAM1を発現させ、CEACAM1の癌抑制効果を調べることであり、これまで以下の結果を得た。 1.ヒト白血球よりCEACAM1のcDNAをクローニングし、amphotropicレトロベクターpLNCXに組み込みpLNC-BGPaを得た。pLNC-BGPaでamphotropic packaging cell line PA317をtransfectし、その培養上清を用いGPEscFv-envにBGPa遺伝子の導入を試みた。ベクターの構築、packaging cellの変更等の試行錯誤の末、弱いタイターながら目的のクローンGPEscFv-env/BGPaが得られ、現在CEACAM1のタンパクの発現を解析中である。 2.GPEscFv-envがCEA発現細胞に特異的に遺伝子を導入できるかどうかを調べるため、蛍光色素遺伝子あるいは自殺遺伝子iNOSを組み込んだGPEscFv-envを、培養した、あるいはヌードマウスに移植したヒトCEA産生胃癌細胞に投与した。その結果GPEscFv-env投与群では蛍光色素あるいはiNOSの効果により蛍光発光あるいは癌抑制効果がみられ、この系がin vitroでもin vivoでも有効であることが示唆された。 3.CEACAM1が癌抑制効果を示すにはCEACAM1のhomotypicな接着が重要と考えられるのでCEACAM1の細胞接着活性に重要な構造を調べるために、CEACAM1の様々なmutantを作製し、その接着能を比較した結果、少なくともN端の4ケ所のアミノ酸残基が重要であることがわかった。 4.今後得られたGPEscFv-env/BGPaをCEA産生癌細胞に投与し、その癌抑制効果をin vitroおよびin vivoで解析していく予定である。
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